内定者合宿とは?入社前に解決しておくべき課題や目的を明確にしよう

内定者合宿とは?コストがかかる分、効果の高い施策!

内定者フォローとは、採用した人材からの内定辞退を防ぐために、会社側が内定者に対して行う様々な施策の総称です。

内定者合宿とは、数ある内定者フォローの施策の中でも、ある程度まとまった時間を確保し、内定者を一カ所に集めて行う施策です。ビジネスマナーや業務の基礎知識などの習得を目的として、合宿形式の研修をとり行っている企業が数多くあります。

2016年度に産労総合研究所が実施した、社員への教育研修費における調査によると、2016年度の企業1社当たりの教育研修費用総額は5786万円でした。前年度調査の5548万円より微小ながら増加しており、2016年度予算の対前年比では「増加した」と回答する企業が54.6%と、半数を超えています。

研修費の内訳は「新入社員教育」の実施率がもっとも高く、93.5%という数字が出ています。次いで「新入社員フォロー教育」が77.5%と、新入社員にかける比重が非常に大きくなっています。

参考URL『日本人材ニュース ONLINE』教育研修予算を増やした企業が5割超、社員1人当たり4万4892円

DISCOが2017年に実施した『調査データで見る「内定者フォロー」2017」』によると、「内定後に出された課題や研修」の内訳で、調査対象者のおよそ25%が、オフィスや合宿などで内定者を集めて実施する「集合型の入社前研修」を挙げています。

就職決定企業から内定後に出された課題や研修の種類
出典元『株式会社DISCO』調査データで見る「内定者フォロー」2017 

今回の記事では、内定者合宿を行う目的と入社前に解決しておくべき課題、合宿を行う上での注意点などについてご紹介します。

内定者合宿の目的と入社前に解決しておくべき課題、合宿の注意点とは?

内定者合宿を行う際には、合宿の目的と入社前に解決しておくべき課題を明確にしておくことが、合宿の効果を高める上で重要です。コストをかけて行う合宿が無駄にならないために注意すべき点とあわせてご紹介していきます。

内定者合宿の目的と、入社前に解決しておくべき課題とは?

内定者合宿とは、内定者フォローとして行われる内定者研修の一つです。

内定者合宿の目的は、内定者同士のコミュニケーションを深め、内定者に自社への帰属意識を高めてもらうことです。研修を合宿という形で行うことで、内定学生同士のコミュニケーションを促進させ、相互理解を深める中で仕事へのモチベーションや会社への帰属意識を高める効果があります。

内定者合宿を行うメリットとして、合宿は通勤タイプの研修や自宅でのEラーニングとは異なり、非日常の時間を同期や企業の人間と共有できることで参加者の仲間意識を強化し、横の連携を重視する思考への変化を促すと言われています。

内定者合宿の内容は、入社前に解決しておくべき課題として、企業の理念や事業内容、仕事の基礎やビジネスマナーなどの習得を目的としたプログラムが組まれることが多いです。

DISCOキャリタスリサーチの調査によると、学生は「資格取得・業界特有の専門知識」や「ビジネスマナー」などを受けてよかったと思う傾向にあるようです。合宿を行う際は、内定者が何を求めているかを見極め、適した内容にすることが大切です。

課題や研修の学習内容
出典元『株式会社DISCO』調査データで見る「内定者フォロー」2017 

内定者合宿を実施する上での注意点と、重要な要素とは?

内定者合宿を実施する上での注意点として、費用対効果を考えておくべきことが挙げられます。合宿となると、ある程度の日程と組織の人員を動員して実施する必要があるため、少なくない労力と費用がかかります。

内定者合宿を実施する前に自社が用意できる費用や人材を確認し、コストをつぎ込むだけの効果が合宿から得られるかどうかを、事前に検討しておくことが重要です。早い段階で合宿の実施判断や予算取りを行い、組織の中での理解を得ていくと同時に、内定者にも負担なく参加してもらうよう促すことも大切です。

内定者合宿を実施する上で重要な要素を大きく3つにまとめると、以下のようになります。

  1. 合宿の目的を明確にし、内定者と組織の目的を共有して理解を得たステップを踏むこと。
  2. 内定者同士が交流を深め、企業の魅力をしっかりと感じる場とするよう、綿密な企画・運営を実施すること。
  3. 実施後にどのような効果があったか、組織へのフィードバックとアウトプットの可視化を行うとともに、学生には丁寧なフォローアップを行うこと。

内定者合宿は、合宿ならではのメリットが期待できる!

内定者合宿とは、数ある内定者フォローの施策の中でも、ある程度まとまった時間を確保し、内定者を一カ所に集めて行う施策です。

内定者合宿はある程度の日程と組織の人員を動員して実施する必要があるため、少なくない労力と費用がかかりますが、内定者が一カ所に集まり長い時間を共に過ごすことから、他の内定者フォローの施策より高い効果が期待できます。

自社が出せるコストと合宿で期待できる効果を検討した上で、内定者フォローの選択肢の一つとして、内定者合宿を組み込んでみてはいかがでしょうか。

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