職場見学会の目的と内容とは?企業側が準備・注意すべきポイント

職場見学会は学生からも好評な内定者フォローの施策!

内定者フォローとは、採用した人材からの内定辞退を防ぐために、会社側が内定者に対して行う様々な施策の総称です。DISCOが行った調査によると、半数以上の学生が「入社意欲が高まった」と回答した内定者フォローの施策に「社内や施設などの見学会」があります。

学生が受けた内定者フォロー
出典元『株式会社ディスコ』調査データで見る「内定者フォロー」2017

「職場の雰囲気を知りたい」「入社後の仕事内容について深く知りたい」と考える内定者が多い中で、職場の様子や雰囲気を内定者に開示できる機会となる施策が、職場見学会です。

職場見学会では、内定者が働くことになるオフィスを見たり、先輩となる社員と直接コミュニケーションを取ることができるため、内定者の入社前の不安解消やモチベーション向上につながる重要な施策です。

今回の記事では、内定者フォローとしての職場見学会の目的と内容、実施の際に企業が注意すべきポイントについてご説明します。

職場見学会の目的と内容、実施のポイントと注意点とは?

内定者フォローとしての職場見学会にはいくつかの目的があり、目的によって見学会の内容も異なります。職場見学会を実施する際には、企業側が注意しておかなければならないポイントがあるため、あわせてご説明します。

職場見学会の目的と内容とは?

職場見学会の目的とは、内定者に企業や業務内容への理解を深めてもらうことです。企業や業務への理解が深まれば、仕事に対する不安の解消に役立つほか、入社後のギャップを軽減して早期離職の防止にもつながります。

職場見学会の基本的な内容は、入社後に配属する予定のオフィスや施設、工場の内部への内定者の案内です。見学先で働いている先輩社員が同行し、業務についての説明をするとともに、内定者からの質問に回答する形式が多く見られます。テーマを決めて、グループワークの形で職場体験を行う企業もあります。

企業側にとっての職場見学会は、内定者とコミュニケーションを取りながら職場の雰囲気を直に伝えることができる点で、大きなメリットがあります。内定者にとっては、実際の施設の様子や使用する機械などについて確認できるため、業務内容の理解が促進され、見学先で働くイメージの具体化につながります。

職場見学会を効果的に実施するためのポイントとは?

職場見学会を実施する際は、企業や業務への理解を深めるためには何を見れば分かりやすいか、どんな部分が特徴的かなどを簡潔にまとめたものを、内定者にパンフレットのような形で配布しておくと、理解の促進に役立ちます。

職場見学会が終わった後は、内定者に何を学び感じたかをヒアリングして、会社への理解を深めてもらうことが大切です。他社との違いをテーマにグループディスカッションを実施する、見学のレポートを個別に提出してもらうなど、アウトプットさせるプログラムを組み込むことも効果的です。

職場見学会は、現場の社員を巻きこんだ、組織としての施策にしていくことも重要です。内定者を会社全体で迎え入れるという空気感を、施策の中で作っていきましょう。

職場見学会を実施する際の注意点とは?

職場見学会を実施する際に、企業側が忘れてはいけない注意点が2つあります。

機密情報や精密機器の扱い

内定者といえども、入社前はまだ第三者的な立場です。企業としてリスク管理を徹底する意味でも、内容・場所ごとの立ち入りの可否をしっかりと線引きし、事前に周知を徹底することが重要です。

事故や怪我などのリスク

工場や専門施設などで、内定者に何かしらの作業をしてもらう場合は、特に注意が必要です。見学会のプランに実際の作業が本当に必要かを見極め、安全面を最優先に考慮しましょう。

見学中の事故やケガなどの万が一の事態に備えて、保険関係については事前に確認しておくことを、強くおススメします。

内定後の職場見学会は効果的な内定者フォローになる!

職場見学会とは、内定者が働くことになるオフィスを見たり、先輩となる社員と直接コミュニケーションを取ることで、企業理解の向上やミスマッチの防止につなげることができるため、内定者フォローの中でも重要な施策です。

職場見学会は、企業にとっても内定者にとってもメリットが大きく、相互理解を深めるきっかけになり、入社後の業務や人間関係を円滑にする効果もあります。しかし、参加者が職場の内部や機密情報に触れるリスクの管理や、事故が起こらないように安全面への配慮などには注意が必要です。

職場見学会を実施する際は、ただ職場を見せるというだけでなく、企業や業務内容への理解がより深まるような工夫と、不測の事態への対策や配慮をしっかり行うことで、企業にとっても内定者にとっても非常に有意義なイベントにすることができるでしょう。

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