内定者通信教育の目的や効果とは?入社前の期間を有効に活用しよう!

内定者の半数以上が入社前のスキル習得を望んでいる!

内定者フォローとは、採用した人材からの内定辞退を防ぐために、会社側が内定者に対して行う様々な施策の総称です。内定者たちは未経験の社会で働くことや自分の能力について、多くの不安や悩みを抱えています。

最近の新卒採用の傾向として、少子化による売り手市場を背景に、新卒採用の広報を開始した時期から内定を出すタイミングを短期間に設定している企業が多く見られます。

内定までの期間が短くなったことにより、学生にとっては企業への理解が十分でないまま内定が出てしまうようになり、内定後に入社への不安を感じて内定辞退につながるケースが増えています。

内定辞退を防ぐために行う内定者フォローの中で、内定者のニーズが高いものの一つに「知識やスキルの習得」があります。

「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査」によると、内定者の半数以上が「社会人として必要な知識やスキルを学びたい」と回答しています。「今後フォローとして希望するもの」という質問でも「勉強会・ワークショップ」が36.6%で、入社前のまとまった時間に学びを深めたいと考える内定者が少なくないことが見て取れます。

内定者フォロー・研修を受けたい理由
出典元『マイナビ』「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 10月の活動状況」

eラーニング形式の「通信教育」を希望する学生の割合は23%にのぼり、内定者の約4人に1人が通信教育での事前スキル習得を求めていることから、入社前の内定者通信教育は学生側からも需要があることが分かります。

今回の記事では、内定者通信教育の目的と内容、実施した際の効果と注意点についてご説明します。

内定者通信教育の目的と内容、教育の効果と注意点とは?

内定者フォローの施策として内定者通信教育を実施する場合、施策の目的と内容、得られる効果をしっかりと理解した上で、注意すべき点についても把握しておく必要があります。

内定者通信教育の目的とは?

内定者通信教育の主な目的とは、入社前の内定者に社会人としての基礎知識や心構えを学んでもらうことです。教育の方法としては一般的な通信教育と同様で、オンライン上や郵送で教材を提供して受講してもらいます。

内定者通信教育を実施することで、内定者に自己学習を行うことの重要性を学んでもらうだけでなく、日頃から学習する習慣を身につけてもらうことができます。入社前に基礎となる知識や心構えを学んでおいてもらえば、新人研修の負担の軽減にもつながります。

内定者通信教育の内容とは?

内定者通信教育の内容は、企業の事業内容や習得が望まれる職種によって異なりますが、敬語やビジネスマナーなどを中心とした基本的なものから、事業内容の理解促進を目的とした専門的なものまで様々です。

「テンプナレッジマガジン」によると、入社前の通信教育は「資格取得などの知識習得型」か「近況報告などのレポート型」の2つのタイプに分類されるとしています。

入社前の通信教育の2つのタイプとメリット、留意点
出典元『テンプナレッジマガジン』売り手市場の中での内定者対応

内定者通信教育の効果とは?

内定者通信教育の効果とは、主に「内定者フォローや育成のための時間や経費」「教材の作成の手間」などの会社負担を軽減できることです。

内定者通信教育は多くの企業が内定者フォローとして取り組んでいるため、内定者の教育を専門とするサービス業者が多くあり、自社にあった教材を選べることも大きいプラスの要素です。

内定者通信教育は、内定者とのコミュニケーションを深めるツールとしての役割を担うこともできます。定期的に進捗を確認したり、実施後の感想を個別にフォローすることで、入社前の不安の解消にもつながり、より効果的な内定者フォローとなります。

内定者にとっても、時間や場所を限定されず、自分の都合に合わせて取り組めるという点でメリットがあります。全国に内定者を有する企業の場合は、場所を限定されずに実施できるメリットは大きいでしょう。

内定者通信教育の注意点とは?

通信教育を実施する上での注意点は「学生の負担感をいかに減らすか」という点です。

内定者の多くが入社前に丁寧なケアを望んでいる反面、課題が多すぎたり進捗確認の頻度が高すぎたりすると、学業やプライベートとの両立が難しくなり、不満感を抱く結果にもなります。最近の学生は、過度な拘束や過干渉を嫌う傾向が強くあります。

企業は内定者通信教育を行う場合、通信教育の目的や仕事でどう役に立つかを内定者に説明し、無理のないスケジュールを組む必要があります。内定者からの疑問や質問へのフォロー体制を整えておくことも大切です。

内定者通信教育で入社前の期間を有効活用しよう!

内定者通信教育とは、入社前に知識やスキルの習得を望む学生からの需要が高い、内定者フォローとしての施策です。

内定者通信教育は時間や場所を選ばずに実施できるため、企業側にも内定者側にもメリットの大きい施策ですが、無理のない課題の量やスケジュールの管理が求められます。

内定者にとっては学習意欲を満たし入社前の不安を和らげるために、企業にとっては内定辞退の防止や新入社員の即戦力化のために、入社までの期間を無駄なく活用できる内定者通信教育の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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