内定者フォローになる社内イベントとは?社内行事に学生を招待しよう

内定者フォローとしての社内イベントとは?

内定者フォローとは、採用した人材からの内定辞退を防ぐために、会社側が内定者に対して行う様々な施策の総称です。

企業の新卒採用においてここ数年間、学生の売り手市場が続く傾向が顕著です。リクルートワークス研究所が2017年4月に調査した「ワークス大卒求人倍率調査(2018年卒)」によると、2018年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の求人倍率が1.78倍と、前年の1.74倍に引き続き売り手市場が継続見込みであると発表しています。

求人総数および民間企業就職希望者数・求人倍率の推移
出典元『リクルートホールディングス』ワークス大卒求人倍率調査(2018年卒)

人材獲得競争が激化する中で、多大な労力と予算をかけて採用した人材を入社まで滞りなく導き、入社後の社会人としてのスタートをスムーズにするために、多くの企業が内定者フォローを非常に重視しています。

内定者フォローの大きな目的の一つは、内定者にしっかりとした入社意思を持ってもらうことです。内定をもらってから入社までの時間に様々な要因で悩む内定者の不安を軽減し、モチベーションが高い状態で内定式・入社式を迎えてもらうことは、人事担当者の重要な仕事です。

「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査」によると、約5割の学生が「会社の雰囲気を知りたい」、約4割の学生が「先輩社員や人事担当者とコミュニケーションを深めたい」と考えています。

内定者フォロー・研修を受けたい理由
出典元『マイナビ』2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 10月の活動状況

社内イベントは、内定者に会社の雰囲気を知ってもらい、先輩社員や人事担当者とコミュニケーションをとってもらうための場として、非常に有効です。

今回の記事では、社内イベントに内定者を招待する目的とメリット、招待する際に注意すべき点についてご説明します。

内定者フォローになる社内イベントとは?目的とメリット、注意点とは?

内定者フォローとして実施する社内イベントには、単に内定者に自社を知ってもらうだけでなく、様々な目的やメリットがあります。社内イベントに内定者を招待する際には注意しなければならない点もあるため、あわせてご説明します。

内定者を社内イベントに招待する目的とは?

内定者に社内イベントへ参加してもらう最大の目的は「社風や社内の雰囲気を内定者に知ってもらい、人間関係や職場にまつわる不安を解消してもらう」ことです。

運動会やクリスマスパーティー、忘年会、新年会、ハロウィンパーティーといった社内イベントに内定者を招き、社員との交流を通して、自社の雰囲気に接してもらいます。

社内イベントでのコミュニケーションを通して、内定者の漠然とした不安の解消や「この会社の社員になる」という自覚を持たせるなどの効果が期待できます。

内定者を社内イベントに招待するメリットとは?

社内イベントに内定者を招待するメリットとして、内定者が仕事以外のイベントで先輩社員と交流できることが挙げられます。あまり緊張しないラフな姿勢で会社の雰囲気を感じることができる貴重な機会になり、内定者の企業への信頼感やモチベーションの向上にもつながります。

内定者向けの施策とは言っても、社内イベントはもともと社員同士のコミュニケーションを促進するための行事なので、既存の社員のインナーコミュニケーションの強化や、社員の帰属意識の向上などの効果もあります。

社内イベントの形式としては、強制参加ではなく、自由参加にすることが大切です。自由参加で招待することによって、会社として内定者を大切にしているという雰囲気を伝えることができると同時に、ストレスを感じないように配慮している、という企業の配慮の姿勢を伝えることができます。

内定者を社内イベントに招待する際の注意点とは?

社内イベントに内定者を招待する際に、注意しておくべき点が3つあります。

  • イベントのプログラムに関わらず、イベント自体を敬遠する学生が存在すること
  • 来社の必要があるため、遠方の学生は参加が難しく、不公平感を生む危険があること
  • 社内での催しのため、内定者とはいえ第三者が機密情報に触れる危険性があること

社内イベントを効果的な内定者フォローとするためには、イベントへの参加に対するハードルを下げ、参加者全員が納得する状態をいかに構成するかが大切です。内定者一人ひとりの傾向を把握して、個別の配慮が必要になる場合があることを覚えておきましょう。

内定者フォローとして社内イベントを行う際は内定者への配慮を忘れずに!

内定者フォローとして実施する社内イベントには、単に内定者に自社を知ってもらうだけでなく、様々な目的やメリットがあります。

社内イベントは、内定者が仕事以外で先輩社員と交流できる貴重な機会となるため、内定者の企業への信頼感やモチベーションの向上にもつながります。しかしイベントを好ましく思わない内定者も存在するため、イベントは自由参加とする、参加できなかった内定者へのケアを行うなどの配慮を行うことが大切です。

イベントに参加した内定者を歓迎し、仲間として対等に関係を築こうとする姿勢を忘れないようにすれば、内定者の不安解消やモチベーション向上につながる、効果的な内定者フォローとしての社内イベントを行うことができるでしょう。

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