社風の種類や具体例とは?構成要素から表現方法を学ぼう!

社風を構成する要素を知ること

社風は抽象的で曖昧であり、明文化が難しい概念です。「組織風土」や「企業文化」などと混同して認識されることも多いですが、厳密には異なる概念です。

社風とは、従業員が感じる会社の雰囲気や特徴のことを表します。社風は、採用時の「会社選びの軸」として選ばれるだけでなく、離職時の「退職理由」としても大きな影響を与えています。

社風には「良い・悪い」はなく、「合う・合わない」の観点で考えることが大切です。「合う・合わない」を判定するためには、自社の社風について客観的かつ正確に認識しておくことが重要です。

自社の社風に対して理解を深めるためには、そもそも社風にはどのようなものがあるのかや、どんな要素が影響を与えているのかを知っておく必要があります。今回の記事では、社風の具体例を交えながら、構成する要素について説明します。

社風の具体的な例について

一言で社風を表現する言葉は様々あります。社風の具体例は以下のようなものがあります。

  • 上下関係の厳しい社風
  • 風通しの良い社風
  • チームで一丸となって仕事を進める社風
  • 個々に業務を行う社風
  • 能力や実績を重視する社風
  • 努力やプロセスなども評価してくれる社風
  • 伝統を重んじる社風
  • 新しいことにチャレンジする社風

厳密に社風を説明しようとすると、一言では表現ができません。最も特徴のあるものであれば「新しいことにチャレンジする社風」などと表現できますが、「新しいことにチャレンジする社風」と「風通しの良い社風」などは同時に成り立ちます。また「伝統を重んじても良いし、新しいことにチャレンジしても良い」などの中間的な社風も存在します。また「新しいことにチャレンジできるのか(自社の事業と関係していなければならない、就業時間中にチャレンジする時間を確保しても良い)」など、程度によっても意味合いが異なってきます。

経営者や管理者の考え方や価値観・人柄などが社風を形づける要素として強い影響力があります。しかし管理者だけではなく、会社に属する全従業員の価値観や行動様式なども社風には反映されています。

ミツカリでの社風の構成要素

ミツカリには、社風を可視化する機能があります。社風を可視化するために、構成要素として14項目(1項目につき、相反する概念があるので28個の要素)を抽出しています。

  • 外向型・自問型
    外向型は「社交的で、他人と積極的に関わることを好む。」
    自問型は「自分自身に関心が向かい、外部の刺激をあまり求めない。」
  • 論理重視・想い重視
    論理重視は「論理的な言葉に納得しやすく、自身も論理的に物事を判断する」
    思い重視は「感情のこもったメッセージに納得しやすく、自身も感情で物事を捉える。」
  • 共感型・主観型
    共感型は「他人の感情や置かれている状況を、自身のことのように共有する。」
    主観型は「他人の感情や雰囲気などに流されない。」
  • 協調型・競争型
    協調型は「協力し、助け合うことを好む。」
    競争型は「競い合い、切磋琢磨し合うことを好む。」
  • 冷静型・情熱型
    冷静型は「冷静沈着で、感情があらわになることが少ない。」
    情熱型は「感情の起伏に富み、感情をあらわにしやすい。」
  • 楽観型・慎重型
    楽観型は「前向きで、落ち込むことやストレスに悩むことが少ない。」
    慎重型は「用心深く、過去の失敗を内省できる。」
  • 自己評価・他己評価
    自己評価は「他人からの評価を気にせず、自分の中に価値基準がある。」
    他己評価は「他人からの評価や見られ方をより大切にする。」
  • 理念重視・ビジネス重視
    理念重視は「自身の利益より社会への貢献を優先する。」
    ビジネス重視は「社会への貢献よりも自身の利益を優先する。」
  • 過程重視・結果重視
    過程重視は「仕事の結果よりも途中のやり方や過程を重視する。」
    結果重視は「仕事の過程ではなく結果を重視する。」
  • 専門追求型・組織貢献型
    専門追求型は「独立した専門家として働くことが好き。」
    組織貢献型は「チームワークを生かして働くことが好き。」
  • 着実志向・挑戦志向
    着実志向は「着実性・安定性を好む。」
    挑戦志向は「リスクを取って挑戦することを好む。」
  • 仕事重視・プライベート
    仕事重視は「プライベートより仕事を重視する。」
    プライベートは「仕事よりもプライベートを重視する。」
  • 給与重視・仕事内容重視
    給与重視は「仕事の内容よりも給与を重視する。」
    仕事内容重視は「給与よりも仕事の内容を重視する。」
  • 私仕混同・私仕分離
    公私混同は「仕事の人とプライベートを共有したい。」
    公私分離は「仕事とプライベートはきちんと区別したい。」

「外向型」「自問型」のどちらかしか存在しないわけでなく、「外向型でも自問型でもない両立型」などが存在します。「外向型」の傾向にも強弱があり、「一切自問型ではない外向型」と「どちらかというと外向型」などの程度が存在します。

価値観を理解することが社風を知るための第一歩

自社の社風を理解するためには、どんな社風があるのかイメージをわかせて、自社の従業員一人ひとりの性格や価値観を紐解いていくことが重要です。

性格や価値観も、社風と同じく抽象的で目に見えない概念であり、さらに「程度」を正確に把握しようとすると、非常に労力がかかる作業です。「性格や価値観を可視化する」適性検査などを用いて集計することをオススメします。

価値観は「結婚や出産、昇進などのライフイベント」や「自己成長」などによって変化します。特に新卒採用の社員は「初めて社会人になって働いた」経験から、入社前の受検結果とは異なっている可能性があります。定期的なアップデートを行い、現在の従業員の価値観を正しく反映している結果を活用する必要があります。

現在の従業員の価値観を正しく反映している適性検査の受検結果から、社風を読み取ってみてはいかがでしょうか?

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