採用サイトとは?意味や目的、企業のメリット・デメリットについて

採用サイトは求職者にとって重要な判断材料になっている!

採用サイトとは、自社を志望している求職者に向けて情報を発信する、求人募集のための専用ウェブサイトです。

インターネットが普及した現在は、求職者が業界や企業の研究を行う際に、志望する企業のホームページを訪問することが当たり前の時代です。企業は自社ホームページの内容を充実させるだけでなく、求職者のニーズに合った情報を掲載した採用サイトを制作して、求職者へのアピール力を高める必要があります。

DISCOの2020年新卒者を対象としたアンケート調査によると、約半数の学生が年明け前の時点で業界研究・企業研究に力を入れており、採用広報開始の3月には学生の8割以上が業界研究・企業研究を終わらせていることが分かります。

業界研究・企業研究に力を入れたい(入れた)時期
出典元『DISCO』キャリタス就活2020 学生モニター調査結果(2018年10月発行)

企業が採用サイトを活用する際には、学生が企業研究に力を入れる時期を鑑みると、前年の年明け前後には制作を済ませておく必要があると言えるでしょう。

今回の記事では、採用サイトの意味や目的、メリットやデメリットについてご紹介します。

採用サイトとは?意味や目的、メリット・デメリットについて

採用サイトの意味や目的とは?

採用サイトとは、自社を志望している求職者に向けて情報を発信する、求人募集のための専用ウェブサイトです。

マイナビが実施した2017年卒業予定の学生を対象にしたアンケート調査によると、8割以上の学生が業界研究や仕事研究に企業のホームページを活用していることが分かります。

業界研究・仕事研究
出典元『マイナビ』2017年卒マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況

企業のホームページは、求職者向けの情報だけでなく顧客向けや企業向けの情報も掲載されているため、採用情報をピンポイントで調べにくかったり、やや堅い印象を与えてしまう可能性があります。

採用サイトの目的は、自社のホームページを訪れる学生が企業を身近に感じられるように、採用情報に特化したデザインやコンセプトで企業の魅力を紹介することです。求職者の視点からすれば、採用サイトがある企業の方が情報を集めやすく、求職者に対する丁寧さも感じられるため、企業イメージの向上や内定承諾率の向上にもつながるでしょう。

採用サイトを制作するメリットとは?

自社の採用サイトを制作するメリットとしては、求職者が採用サイトを通じて直接応募できるようになるため、自社のサイト内で母集団形成が可能になる点が挙げられます。

採用サイトは、業界研究や企業研究の材料として、求職者の研究・判断材料に活用されています。多くの企業は採用サイトと採用メディアを並行して活用しており、採用サイト単体で求職者のエントリーを待つのではなく、採用メディアを通じて採用サイトを訪れた求職者にエントリーしてもらうという流れが一般的となっています。

採用サイト単体でもある程度の効果は期待できますが、採用メディアを活用している競合他社に人材獲得競争で負けないためには、採用メディアを併用する前提で採用サイトのあり方を検討する必要があります。

採用サイトはエントリー数の増加だけではなく、求職者に正しい判断材料を提供できるというメリットもあります。優秀な求職者は複数企業の選考を通過するため、面接を受けるか否かの判断や、内定後に最終判断を下す際の判断材料として、採用サイトを活用する場合があります。優秀な人材を獲得できる可能性を少しでも上げるためにも、採用サイトは制作しておいた方がよいでしょう。

採用サイトを制作するデメリットとは?

自社の採用サイトを制作するデメリットとしては、サイト制作に時間やコストがかかる点が挙げられます。

採用サイトを制作するためには、制作業務を外注するとしても社内での検討や制作会社とのやり取りなど、多くの時間とお金がかかります。採用サイトの制作に時間をかけても、あまり効果が得られない場合がある点にも注意が必要です。

採用サイトを制作する際には、求職者にとってポジティブな情報だけではなく、ネガティブな情報についてもある程度記載するようにしましょう。求職者は企業の本来の姿を見たくて採用サイトを訪れるため、都合のいい情報しか記載されていない採用サイトでは「何かウラがあるんじゃないか」と求職者の警戒心を煽ってしまう危険があります。

募集要項にネガティブな情報を記載するのは勇気が要るとは思いますが、ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も伝えることで、より効果的な採用ができるようになる「RJP理論」という理論があります。RJP理論はアメリカで40年以上も研究・実証されてきた理論で、離職率低下や定着率向上などの効果が実証されています。

RJP理論については「RJP理論とは?ネガティブな情報も伝えることで入社後のミスマッチを防ごう!」の記事で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。

人材の獲得が難しくなっていく中、採用段階で早期離職を防止する施策にも注目が集まっています。採用の前に、自社のポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も公表する「RJP理論(Realistic Job Preview)」がアメリカで1970年代に提唱され、広く研究・実証されているものがあります。日本では「ネガティブ情報を公開することで人が集まらなくなるのでは」との懸念があると思いますが、アメリカではそれを補って余りあるほどの実証効果があります。今回はRJP理論の概要について説明します。

採用サイトに記載すべき内容とは?

採用サイトに記載すべき内容は「企業が公表したい情報」ではなく「求職者が知りたい情報」でなければいけません。

DISCOが2020年度卒業予定の学生向けに行ったアンケート調査によると、企業研究を行う上で最も知りたい内容として「実際の仕事内容」が1位に挙げられています。

企業研究を行う上で知りたい情報
出典元『DISCO』キャリタス就活2020 学生モニター調査結果(2019年3月発行)

DISCOの調査結果から新卒学生は、実際に働き始めると生活がどう変化するのか、自身を取り巻く環境がどのように変化するのかなど、就職後の自身の姿が具体的にイメージできるような情報を求めている傾向が見て取れます。

実際の仕事内容や給与・残業・福利厚生といった情報に一切触れていない採用サイトでは、求職者にとって何の意味もないだけでなく、いわゆる「ブラック企業」を疑われてしまう危険があります。採用サイトを作る上では、就職後の姿がイメージできるような情報が欲しいという新卒学生のニーズには、最低限答えておく必要があるでしょう。

採用サイトには自社の情報を可能な限り公開しよう!

採用サイトとは、自社を志望している求職者に向けて情報を発信する、求人募集のための専用ウェブサイトです。

求職者が採用サイトに求めている情報は、採用メディアには掲載されていないような、企業について深く掘り下げた情報です。採用サイトを制作する際には、求職者の情報ニーズに対応して、自社の実態についての情報を可能な限り公開する必要があります。

自社の情報を開示する中で、自社の強みや特徴をしっかりと理解してもらいながら、他社との差別化を見せて求職者に魅力を伝えることができれば、母集団形成の手法として採用サイトを有効活用できるでしょう。

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