カルチャーフィットは何故良いのか?個人と個人、組織と個人の相性を考える

カルチャーフィットにはなぜ利点があるのか?

今回の記事では「カルチャーフィット」のメリットと、なぜメリットがあるのかの意味について説明します。

「組織と個人」のカルチャーフィットに焦点を当てる前に、まず「個人と個人」について考えたいと思います。私が学部生の時に履修していた社会心理学の授業で「違う者同士が惹かれ合うのか、それとも似た者同士が惹かれ合うのか?」を議論したことが今でも印象深く覚えています。

この質問はどちらも正しいようにも思えます。しかし社会心理学による実証研究では、長年一貫した答えが支持を得ています。

支持を得ているのは「人間は結局、似た者同士が惹かれ合う」ことです。

男女関係においては「価値観や態度の類似性よりも、性格の類似性の方が結婚生活においての幸福度をより強く予測する」という研究もあります。人間は根本的な部分において、似通った者同士を好み、似た者同士で過ごしていた方がより幸せになれる傾向があるということになります。芸能人などが離婚する際は「価値観の不一致」による場合が多いですが、科学的にもかなりまっとうな理由だと考えられます。

カルチャーフィットにはどのようなメリットがあるのか

組織と個人に焦点を当てた時に、性格・価値観・態度のフィットはどのようなメリットがあるのでしょうか?

結論から言うと「アメリカの大学生を、卒業する前と卒業後の仕事を始めてから4ヶ月、10ヶ月後ごとに追跡した」研究から、以下の4つの利点が明らかになっています。

  1. 仕事への満足感が高い
  2. コミットメント度合いが高い
  3. 辞める意思が低い
  4. 離職率が下がる

この研究の興味深いところは、客観的にフィットしているか調査した結果ではなく、あくまで被調査者の主観的な認識によるものであることです。

つまり「どれだけこの仕事と自分はマッチしているか、どれだけ自分はこの組織と合っているか」という主観的な判断が良好である人ほど、仕事への満足感もコミットメント度合いも高いことになります。そのため、辞めたいと思う意思も低くなり、結果的に離職率が下がる傾向にありました。

逆に「自分はこの組織と合わないだろう」と思っている人ほど、10ヶ月後に離職する確率が高い結果となりました。

個人の性格よりも、カルチャーフィットを重視したほうが良い

全ての分析を通しても「Self-esteem (自尊心)」という個人のやる気や価値観よりも組織と個人のカルチャーフィットの方がより多くの影響を与える結果となりました。仕事への満足感や離職率を改善するのであれば、個人の性格よりもカルチャーフィットを重視したほうが良いということです。

個人と個人のカルチャーフィットと同様に、組織と個人においても、自分に合った組織に所属することで色々な利点を得ることが分かります。

客観的に見て「カルチャーフィットしている」状態の方が良いのですが、極端な話従業員自身が「自社は自分に合っている」と主観的にカルチャーフィットしていると感じている状態でもメリットを享受できます。如何にしてカルチャーフィットしていると実感してもらうか、人事や経営者の施策にも大いに関わります。

企業の場合、社員の早期離脱は非常に高いコストになります。離職を防ぐためには、個人と組織のカルチャーフィットはもちろん、応募者や社員が主観的に感じる「この仕事や組織と自分はマッチしているか」に注意を払うことは重要です。

カルチャーフィット(自分と類似した組織に属すること)の大切さを強調すると、近年注目されている「多様性(ダイバーシティ)」への重要性に矛盾が生じるかもしれません。

「多様性(ダイバーシティ)」の中には複数のパターンがあり、多様性があった方が良いもの・悪いものを解説しています。興味がありましたら、こちらも是非ご覧ください。

カルチャーフィットを実現するためには、抽象的で目に見えない概念である「カルチャー」と「フィット」の定義を明確にし、具体的に考えることが大切です。

ミツカリでは、適性検査を用いてカルチャーフィットを可視化するサービスを運営しております。「客観的にカルチャーフィットしている」ことを伝えることで、従業員自身の「自社と合っている」意識を強めることも可能です。無料でトライアルも可能ですので、カルチャーフィットの実現に興味のある方は是非ご覧ください。

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