他己分析シートとは?ジョハリの窓を活用して、効果的な他己分析をしよう

自分をより深く知り、活かすための他己分析

他己分析は自分を知るための手段の一つです。自己分析が自分視点で自分を分析することだとしたら他己分析は他者の視点を把握して、自分を分析することだと言えます。

社会で働くということは、人と関わるということです。自分を活かすためには、他者から見た自分を意識する必要があります。

他己分析は客観的な視点からの評価が手に入り、自分の知らない部分を知るきっかけになります。また、自分の自己分析がどれくらい他者認識と重なっているかを知る事で自己分析が正しいかどうかの見直しをする事ができます。

他己分析は、自分と関わりのある人たちの中から、異なる関係性の人を複数選び、自分についてのインタビューを行います。自分が知りたいことによって、質問する内容が変わってくるため、まず自分が知りたいことを明確にし、それに沿った質問をすることで、効果的に他己分析を行うことができます。

他己分析を進めていくうえで何から手を付けるべきかわかりづらい場合は、他己分析シートを活用してみるのも、1つの手段です。他己分析シートに決まった型があるわけではありません。これまでの記事でご説明してきた内容を書くためのフォーマットを紹介していきます。

ジョハリの窓とは?

コミュニケーション心理学者によって考案された、ジョハリの窓という考え方があります。自分自身に対して「自分は知っている/知らない」「他人は知っている/知らない」の4つに区分した捉え方です。

「開放の窓」は自己分析で得られた結果、「秘密の窓」や「盲点の窓」は他己分析で得られた結果から導く、「未知の窓」は適性検査などのテクノロジーを活用して導くことができます。

ジョハリの窓を活用するメリット

ジョハリの窓を使うことで、効果的に他己分析を行うことができます。

「盲点の窓」や「秘密の窓」に分類された自分と他人の認識のズレを理解し、ズレている原因を探り、他人の認識を受け入れる事で 、今後のコミュニケーションにおける認識のズレを軽減し、その結果対人関係によるストレスも軽減できるのです。

例えば、こんな他己分析シートを使ってみましょう!

協力者に自分について質問し、回答が得られたら、ジョハリの窓にその回答を記入していきます。

例えば「私の長所は?」という問いに「失敗を恐れずに物事を進めるところ。失敗してもすぐに気持ちを切り替えて進んでいくところ」という答えが返ってきたとします。

この場合の長所は「勇気がある」「行動力がある」「切り替え力がある」「柔軟さがある」「前向きである」ということになると思います。これが自分の認識と合致していた時は「解放の窓」の欄に、自分では認識していなかった時は「盲点の窓」に記入していきます。

協力者の回答には出てこなかったけれど、自分では長所だと思っている部分を「秘密の窓」に記入します。

効率的に他己分析を行うために

他己分析も自己分析と同じく、決まったやり方や決まった型のシートがあるわけではなく、こうすれば正解、というものはありません。「他己分析で何を知りたいのか」を明確にし、その意図に沿って質問や分析をすることが、最も効率の良い方法だと言えるでしょう。

自己分析の結果と他己分析を結果を、ジョハリの窓で考えてみることによって、自分の強みや弱みを分類しながら活用することができます。

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