企業選びの軸とは?定性情報と定量情報の2つの視点で考えよう!

今の企業に入社して、後悔したことありますか?

厚生労働省の調査によると、新卒で入社した社員の3割以上が3年以内に退職してしまうという結果があります。仮に同期が5人いるとしたら、3年で1人か2人は辞めているという計算になります。

大学卒の離職率
出典元『厚生労働省』新規学卒者の離職状況

あなたの周りの同期はいかがでしょうか?退職を考えている人もいれば、すでに転職している人もいるかもしれません。ひょっとしたら、あなた自身も今の企業に入社して後悔したことがあるのではないでしょうか。

入社前に企業選びの軸が不明確だと入社後に後悔する。

ビズリーチのアンケート調査によると、新卒で入社した企業について、その企業を選択したことを後悔していると回答した人が約40%以上もいました。後悔している理由として「自分のやりたいことが明確に定まらないまま就職活動を進め、入社してしまった」と答えた人や「業界や企業研究が十分でなく、入社後にギャップが生じた」と答えた人が半数以上もいるという回答結果になりました。

4割以上が後悔
出典元『ビズリーチ』20 代向け転職サイト「キャリアトレック」、22 歳~30 歳に就活に関するアンケート

「自分のやりたいこと」や「業界」、「企業研究」などといった企業選びの軸が不明確のままだと、入社後に後悔する可能性は高くなることが見えてきます。

後悔していると回答した人の約半数は、新卒のときに入社したかった企業や携わりたかった職種・業種を目指してリベンジ転職したいと回答しています。ただし、新卒入社時から時間は経過しているため、自分の企業選びの軸も、すでに変わっている可能性もあります。

今の企業に残るにも、これから転職を考えるにも、まずは企業選びの軸をあらためて明確化することが極めて大切になるでしょう。

企業選びの軸は2つの視点から整理しよう

企業選びの軸は、個人の価値観によっても大きく視点が異なります。ここでは、転職する際の軸に絞って紹介していきます。ポイントは「定量情報」と「定性情報」の2つの視点です。

「定量情報」とは、客観的に数値化が可能な情報になります。例えば、給与や休日数などがこれに該当します。

「定性情報」とは、「定量情報」のように数値化できないイメージやメッセージ、文字情報などの情報になります。例えば、企業の将来性や経営方針、職務内容の情報などがこれに該当します。

2つの視点から企業選びの軸を整理することで、数値化による比較やイメージによる比較が確認しやすくなります。

以下の内容は転職時に企業の求人票や採用ホームページから特に整理しやすい企業選びの軸を「定量情報」と「定性情報」に分けたものになりますので、参考にしてください。

定量情報(給与や休日数など数値情報で説明できるもの)

  • 企業規模 (従業員数、資本金、売上など)
  • 創業(設立)
  • 平均年齢
  • 地理的条件 (自宅からの距離、転勤有無(回数)など)
  • 勤務形態 (勤務時間、週休制、休日数など)
  • 経済的条件 (給与、昇給など)

定性情報(社風などの数値情報で説明できないもの)

  • 業種 (製造、商社、金融、サービスなど)
  • 職務内容
  • 職業自体の専門性
  • 業界内での評価、評判
  • 経営方針
  • 企業の将来性、成長性など
  • 社風
  • 福利厚生(保険、住宅手当、保養施設など)

企業選びの軸は比較するためにある

企業選びの軸を整理することで、重要な2つの比較がとても簡単にできるようになります。

1つ目の比較は、あなたの中での優先順位の比較です。上記のような企業選びの軸を把握することで、あなたにとって優先度が高い軸とそれ以外の軸を簡単に整理でき、比較することができるようになります。

2つ目の比較は、転職で2社以上の企業で迷った時の比較です。上記のような企業選びの軸を把握することで、2社以上の企業情報を対比することができ、自分にとって優先度の高い企業を選ぶことができるようになるでしょう。

上記のような企業選びの軸の中で、あなたにとって大切にしたい軸はあったでしょうか?これらの項目は、転職時の求人票や採用ホームページから、特に整理しやすい情報となりますので、是非、ご活用ください。

企業選びの軸で自分の優先順位を整理する。

今の企業に入ったことを後悔している人も、転職を考えている人も、どこか漠然とした不安を働きながら感じていることでしょう。そんな時は、上記のような企業選びの軸を把握して、自分と向き合い、優先順位を整理することが大切です。優先順位を付けることで、不安な気持ちも整理され、次に向かう気力も湧き出ることでしょう。

もちろん全ての軸で納得のいく企業を見つけることは困難です。自分の中で、妥協できることや妥協できないことを整理し、自分の新しい考え方を見つけることが必要となってきます。

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