コアバリュー経営で結果を出した企業の成功事例5選について

コアバリューで業績アップや社内活性化が期待できる

コアバリューとは会社の中核となる価値観を定めることによって、それに基づく行動指標や意志決定を日々徹底していくことです。コアバリューにより社内が活性化したり、サービスの質や顧客満足度が高まったり、業績アップに繋がったりといった結果を出すことができます。

コアバリューは掲げるだけでは意味がなく、行動に結びついてこそ効果を発揮します。実際にどのような効果があるのか、コアバリュー経営で有名な企業について、実際の成功事例を紹介します。

コアバリューで成功を収めた企業事例5選!

この記事で紹介する企業は、コアバリューによって「顧客満足度が高まる」「業績がアップする」「離職率が低下する」などの効果を発揮した企業です。どのようなコアバリューでどんな施策を打ち出しているのか、確認してみましょう。

  1. Zappos
  2. Airbnb
  3. Whole Foods Market
  4. Adobe Systems
  5. Container Store

Zapposのコアバリュー事例

Zappos(ザッポス)は靴やアパレルの通販会社です。大手通販会社のAmazonも震撼させた企業です。

Zapposのコアバリューとは

  • サービスを通して、WOW(驚嘆)を届けよ
  • 変化を受け入れ、その原動力となれ
  • 楽しさと、ちょっと変わったことをクリエイトせよ
  • 間違いを恐れず、創造的で、オープン・マインドであれ
  • 成長と学びを追求せよ
  • コミュニケーションを通して、オープンで正直な人間関係を構築せよ
  • チーム・家族精神を育てよ
  • 限りあるところからより大きな成果を生み出せ
  • 情熱と強い意志を持て
  • 謙虚であれ

コアバリューを実現している施策内容

24時間年中無休のカスタマーサービスには特に力を注いでいます。マニュアルがなく、値引きやクーポン発行なども従業員に一任しているのが特徴です。

「いかにお客様を満足させられるか」ということに重きを置いていますので、一般のコールセンターのように「効率をあげなさい」「無駄話はできるだけはやく終話しなさい」というような指導は一切おこなっていません。お客様の会話に何時間でもつきあったり、お客様が探している靴がなかった場合には他社のサイトを調べて情報提供したり…という常識では考えられないような卓越したサービスを行っています。そのサービスに感動した顧客がザッポスの熱狂的なファンとなっています。

面接では通常のスキル面接とは別に自社のコアバリューに適している人材かどうかをチェックする部署があります。研修の途中で「採用辞退ボーナス」として、退職した人には業務時間の給料とは別に20万円相当のお金を支払います。お金欲しさに退職を選ぶような人材は、ザッポスのコアバリューには合わないと判断するのです。

Airbnbのコアバリュー事例

Airbnbは「シェアリングエコノミー」を極めたテクノロジー系スタートアップの会社です。日本では「民泊」と呼ばれ、家やマンションの部屋を貸したい人と宿泊したい人を結びつけるマッチングサービスを提供しています。

Airbnbのコアバリューとは

  • 力を合わせること
  • 自分らしさをなくさないこと
  • ミッションを徹底的に追求すること
  • 常に総合的な考え方をすること
  • 起業家の考え方を育むこと
  • 物事を極力シンプルにしておくこと
  • 決して枠にとらわれないこと

コアバリューを実現している施策内容

社員に年間割引クーポンを発行しAirbnbのサービスを実際に体験してもらえる制度があります。従業員が利用することで、自社の製品やサービスを更に好きになったり改善するべき箇所に気づいたりすることができます。

通常面接以外にコアバリュー面接を行い、『同じ価値観を共有できる、会社の核となる人材を見つける』ことに注力しています。

Whole Foods Marketのコアバリュー事例

Whole Foods Market(ホール・フーズ・マーケット)は、オーガニックなど自然食品を多数取り扱うアメリカのスーパーマーケットチェーンです。

Whole Foods Marketのコアバリューとは

  • 出来る限り最高でナチュラルなオーガニック製品を売ること
  • 顧客を満足させ喜ばせること
  • チームの仲間の幸せと活躍を応援すること
  • 利益と成長を通して富を創造すること
  • 地域社会と環境に注意を払うこと
  • 取引先と継続的なウィン・ウィンの関係を築くこと
  • 健康な食事に関する教育を通じて株主たちの健康を増進すること

コアバリューを実現している施策内容

「取引先と継続的なウィン・ウィンの関係を築くこと」「健康な食事に関する教育を通じて株主たちの健康を増進すること」というコアバリューは後から追加されたものです。ミッションを実現するための「コアバリュー」を時代に合わせ進化させました。

取引先や株主の価値観にもこだわることで、継続可能な流れを取引先と構築し、株主に健康の大切さに気付いてもらう啓蒙活動を実施したため、新規顧客が同時に新規株主となったのです。

各店舗を10前後のチームにして各チームに大きな権限と責任が委ねられています。従業員のアイデアや意見が採択・実行され全店舗で導入されることもあります。

Adobe Systemsのコアバリュー事例

Adobe Systemsは、デザインやイメージに関するコンピュータソフトウェア会社です。PhotoshopやIllustratorなどは、自社で使われている方も多いのではないでしょうか。

Adobe Systemsのコアバリューとは

  • Genuine 真摯な
    顧客、取引先、従業員、自分の家族に対して誠実で、信用できる
  • Exceptional 卓越した
    卓越した体験を生み出し、顧客や他の従業員の期待を越えた対応を目指す
  • Innovative 革新的な
    高度に創造的で新たなアイデアを現実的なビジネスにつなげる
  • Involved 自ら積極的にかかわっていく
    多様な人々を受け入れ、オープンな態度でお客様やパートナー、他部門および所属するコミュニティと積極的にかかわる

コアバリューを実現している施策内容

多様性のある従業員の採用に力を入れているだけではなく、LGBT(同性愛者、両性愛者、トランスジェンダー)の従業員にも差別のない環境を整えていたり、LGBT社員も対象となる医療保障制度やドメスティックパートナー手当を用意しています。

Container Storeのコアバリュー事例

Container Storeは、アメリカの収納用品や整理用品に特化した小売チェーンです。「我々が売るモノは、所詮は“空き箱”」として、どんな顧客の悩みを解決できるかを提案する体験の提案を大切にしている企業です。

Container Storeのコアバリューとは

  • 1人の卓越した人材は、3人の良い人材に等しい
  • コミュニケーションはリーダーシップである
  • 仕入先の利益を考えることが商売の成功の秘訣
  • 最高の品揃え、サービス、そして価格
  • 備えなき者に直感は生まれない
  • 「砂漠で遭難した人」という販売哲学
  • わくわく感の創造

コアバリューを実現している施策内容

入社初年度に社員一人あたり263時間の研修を施しています。

店舗での顧客サービスを考える上での価値観を醸成するための訓練として「砂漠で遭難した人が感激するサービスとは何か?」という例えを用います。モノそのものを販売することが仕事なのではなく、お客様の悩みを解決するための道具である、という考え方を従業員に浸透させています。

お客様の部屋の状況などから、スペースに丁度入る大きさで、収納できるものを工夫を凝らしながら提案できるように教育しています。

コアバリューを浸透させるための行動や施策が必要

コアバリューを掲げ、成功した企業には、必ずコアバリューと一致した行動(施策)があります。採用活動はもちろん、人事評価、福利厚生など、会社組織を構成する様々な制度として反映され、その制度があるからこそコアバリューに共感する従業員が活躍できているのです。

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