キャリアアップ計画書の記入例とは?キャリアアップ助成金を申請しよう!

キャリアアップ助成金にはキャリアアップ計画書が必須!

働き方改革など、非正規雇用労働者の問題は解決する優先順位の高い課題となっています。そんな非正規雇用労働者が抱える問題を解決するため、企業での対応を促進するため、生まれたのがキャリアアップ助成金制度です。

キャリアアップ助成金には7つのコースがあります。申請する際にはすべてのコースにおいて「キャリアアップ計画書」を労働局やハローワークに作成・提出する必要があります。

  1. 正社員化コース
  2. 賃金規定等改定コース
  3. 健康診断制度コース
  4. 賃金規定等共通化コース
  5. 諸手当制度共通化コース
  6. 選択的適用拡大導入時処遇改善コース
  7. 短時間労働者労働時間延長コース

今回は必須書類である「キャリアアップ計画書」について詳しく説明致します。

キャリアアップ計画書とは

キャリアアップ計画書とは、「自社はこのようなプランで対象の非正規労働者のキャリアアップを推進していく」というプラン表です。

キャリアアップ助成金のコースに申し込みする場合は、キャリアアップ計画書をハローワークへ提出しなければなりません。キャリアアップ計画書には、自社の非正規労働者のキャリアアップに向けた取り組みについて「対象者」「取組目標」「期間」等を設定します。

キャリアアップ計画書の書き方について

実際にキャリア計画書を書いてみましょう。最終的には労働者代表等の意見を聞いて作成することになります。計画書の表紙と共通事項については会社情報など定型的なものなので記入しやすいと思いますので、3枚目のキャリアアップ計画について例を用いて説明します。

キャリアアップ計画書
出典元『厚生労働省』キャリアアップ計画書

キャリアアップ計画とは、非正規雇用労働者のキャリアアップに向けた取り組みを計画的に進めるために、今後のおおまかな取り組み(目標・期間・目標を達成するために事業主が行う取り組み)などイメージでいいのであらかじめ記入するものです。

キャリアアップ計画は、あくまでも当初の計画を記入するため、変更届を提出すれば随時変更することも可能です。違うコースも同時に申請できるので、他のコースも選択肢に入らないのか検討してみるのもいいでしょう。

①キャリアアップ管理者とは

「キャリアアップ管理者」とは、キャリアアップ計画をすすめる人のことで、1事業所あたり1名配置します。

キャリアアップに関して知識、経験のある人が望ましいですが、資格などは必要ありませんので、代表取締役やオーナーなどを任命すると良いでしょう。

②キャリアアップ管理者の業務内容

キャリアアップ管理者が、管理業務としてどんな業務を行うのかを説明します。

「キャリアアップ計画の策定や推進」「対象者への周知やフィードバック」などが該当するでしょう。

③キャリアアップ計画期間

キャリアアップ計画を実施する予定の期間について記載します。

3年~5年程度の期間を設定すると良いでしょう。

④キャリアアップ計画期間中に講じる措置の項目

キャリアアップ助成金において、どのコースを対象としたキャリアアップ計画を実施するのか、該当する項目を選択します。

複数のコースを同時に選択することもできますし、変更届を提出すれば変更可能なので、提出時に予定しているコースを選択しましょう。

⑤対象者

キャリアアップの対象となる労働者について記載します。個人名を記載する必要はありませんが、いつ頃に入社して、どの配属部署に所属しているのか、雇用形態は何かなどについて説明しましょう。

キャリアアップ計画期間中に新たな労働者を採用する可能性があり、新規労働者も対象としたい場合には「新規に雇用したパートタイム労働者」などと記載しておきましょう。

⑥目標

キャリアアップ計画を終えた際に、目指すべき姿について記入します。

正社員化コースであれば、職業訓練などでどんなスキルを身につけるのか、スキルを身に付けた後に面談などを行って正社員に転換するなどです。福利厚生などの制度導入では、正規・非正規問わず全従業員を対象とした制度導入を行うなどです。

⑦目標を達成するために講じる措置

⑥の目標を達成するために、具体的にどのような施策を講じるのかについて記入します。

正社員化コースであれば、具体的にどのような職業訓練を実施するのか、新たに正社員化面談を設けるなどです。

⑧キャリアアップ計画全体の流れ

目標を達成するために講じる措置を、どのように実施していくのかについて記入します。

正社員化コースであれば、「正社員になりたい」労働者を募って職業訓練を実施する、成果に応じて面談を実施して正社員への転換を判断するなどです。

提出時期・期限

キャリアアップ計画書が完成したら、自社を管轄するハローワーク(都道府県によっては、労働局)へ提出します。管轄労働局長の認定を受ける必要があるため、少なくともキャリアアップ計画を実行する前日を起算して1ヶ月前には出しておく必要があります。

またハローワークへ提出するためのチェックリストも公開されていますので、提出前に不備や漏れがないかもチェックしましょう。

参考URL『厚生労働省 東京労働局』キャリアアップ助成金(キャリアアップ計画書)チェックリスト

手間はかかるが少なくない金額が助成されるキャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金を申請する際には必ずキャリアアップ計画書を作成しなければなりませんし、計画期間も中長期的な計画になるため、申請すればすぐに助成金がもらえるわけではありません。ですが、結果少なくない金額が受給できるので、時間と手間はかかるかもしれませんが申請して損はない制度です。

社会的な問題が発生するなどで、今後助成金の支給要件などが変わる場合もあります。助成金を申し込むのであれば、定期的に厚生労働省のウェブサイトや労働局の情報を確認する方が良いでしょう。

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