履歴書でのヒューマンスキルの書き方とは?普段の生活を振り返ろう!

異業種・異職種への転職で大切なヒューマンスキル

ビジネスシーンでは「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つの能力が大切です。なかでも業界・職種を問わず重要なのが「ヒューマンスキル」です。

ヒューマンスキルは、テクニカルスキルのように狭く深い専門性に特化したものではありません。組織を牽引する立場の人材に不可欠なコンセプチュアルスキルとも違い、だれもが日々行っている基本的なコミュニケーションに関わる能力だからこそ、特に長期的に見たときに大きな価値になるものなのです。

一般的に「スキル」と聞くとPCスキルや資格などのテクニカルスキルを想起しがちです。しかし、スキルはそうした分かりやすいものだけでなく、人事採用担当者はヒューマンスキルのような定性的なところもしっかりと評価します。ヒューマンスキルの高い人材は幅広い人材起用が可能であるため人事にとっても使いやすいのです。また、テクニカルスキルは異業種・異職種への転職では使えなくなることもあります。

dodaの調査では、異業種に転職した人は約60%、異職種に転職した人は約34%と、異業種・異職種への転職は珍しいものではありません。一方で、どのような点を履歴書や面接でアピールスべきなのでしょうか?

異業種・異職種に転職した割合
出典元『doda』未経験の業種・職種に転職できる可能性はどれくらい?

今回は、異業種・異職種への転職で必須ともいえるヒューマンスキルを把握し、効果的にアピールする方法をお教えします。

ヒューマンスキルとは社会人としての基礎能力

ヒューマンスキルとは「他者と良好な関係を築き、それを維持していくために必要な能力」です。仕事で生じるさまざまな対人関係を上手に処理する能力で、日々の業務から商談、教育まで幅広くヒューマンスキルが活躍します。

ヒューマンスキルを構成する対人関係スキルは以下の7つがあります。

  • コミュニケーション力
  • ヒアリング力
  • 交渉力
  • プレゼンテーション力
  • 動機づけ(働きかけ力)
  • 向上心
  • リーダーシップ

もちろん、これらの項目は互いに関連しあっています。

全ての能力の基礎となる対人関係スキルは「コミュニケーション力」「ヒアリング力」であると位置づけでき、それと比べ「交渉力」「プレゼンテーション力」は実践的なものだと言えます。「動機づけ(働きかけ力)」「向上心」「リーダーシップ」は組織を牽引したり若手教育をしたりなどのシーンで重要となる発展的な項目です。

「ヒューマンスキルの高い人材は使いやすい」と言われる理由は、どのポジションのどの職種の人材にも活用機会が必ずあるからなのです。

ヒューマンスキルを把握するには?

異業種・異職種への転職で重要なヒューマンスキルを向上させる方法として、今日からでもすぐにできるのが「日常的な意識を持つこと」です。

たとえば、友人と話しているときでも相手のリアクションを注意してみてみましょう。自分の話の振り方に違和感がないか、返しやすい質問をしているかだけでなく、自分も相手のコメントに対してきちんとリアクションを取っているかを意識的に注意することで、コミュニケーション力を養うことができます。

ビジネスシーンに置き換えて「エピソードの棚卸し」をやってみましょう。

たとえば会議で自分がどんなポジションだったかを思い出してみてください。会議はビジネス上の議論が展開されるので「ヒアリング力」「交渉力」「プレゼンテーション力」を具体的に把握できる場所です。なので自分は「聞き役」だったか、「積極的に発言するタイプ」だったか、「意見が割れた2人の間に立つタイプ」だったかを明らかにしてみましょう。

自分の行動が数字としてどのような効果をもたらしたのかをまとめておくことも大切です。たとえば前職が営業職だった方では「目標に対してどれだけの行動を起こし、どれだけの会社利益をもたらして目標を達成したのか」を簡潔に説明できると面接では担当者に好印象を与えます。

達成意欲と行動を結びつけることで、「向上心」を具体的に伝えることができるのです。

ヒューマンスキルは誰にでも備わっている!

異業種・異職種への転職で「なぜヒューマンスキルが大切なのか」「ヒューマンスキルのアピール方法」をご紹介させていただきました。

ヒューマンスキルについてとても大事なことは「誰にでも備わっている」ということです。日々の生活のなかでも着実に養われている能力ですので「自分にもスキルがある!」と自信を持ってください。

人事採用担当者は若手人材については「現状のスキル」だけでなく「伸びしろ」も採用基準として考慮しています。テクニカルスキルに自信がなくても「前職ではこんなポジションで仕事をしていた」「こういうチームのなかで、こんな役割をしていた」などのエピソードを履歴書や職務経歴書に書き、面接でもしっかりとアピールしてみましょう。

人事採用担当者は「応募者のスキルが自社でも使えるか」という点も重視していますので、業務のエピソードは応募先の会社に合わせて適切に選ぶ事が転職活動で成功するコツです。

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