チームビルディング研修とは?目的を明確にし、目標を共有しよう!

チームビルディング研修を機能させるために必要なこととは

自社の競争力を高めるため、あらゆる組織で様々な取り組みが行われています。個人の能力ではなく、チームの能力を上げて組織力を高めるために「チームビルディング」に力を入れる企業が増えています。チームビルディングの目的は、メンバー同士に健全な協力関係を築かせ、チームの生産性を向上させることです。

チームビルディングの方法として、対話・ゲーム・アクティビティ・スポーツなどがあります。それぞれ単独で実施することも1つの方法ですが、これらを組み合わせて「研修」という形で実施するのも効果的です。

チームビルディングの研修を実施する場合には、参加者に何を身に付けてもらうのか、研修の目的を明確にして共有することが大切です。今回は、具体的にどんな目的をもってチームビルディング研修を行うべきかについて説明します。

理想的なチームがもっているものとは何か?

人事のデータ活用に積極的なGoogleは、生産性の高いチームが持つ共通点を探し出す調査を2012年に開始しました。何百万ドルもの資金と約4年の歳月を費やし、どんなチームが成功するのかの調査・分析を行いました。調査を経て『心理的安全性こそがチームの生産性を高める唯一無二の成功因子である』と結論づけています。

心理的安全性は1999年にハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授によって提唱された概念です。心理的安全性がある状態とは、意見、アイデア、質問、感情などをお互いに気兼ねなく発言できる状態や雰囲気のことを指します。自分のミスを認めたり、自分とは異なる意見を受け入れる土壌があることが大切です。

心理的安全性がある状態で、すべてのメンバーが均等に発言することができたり、深い話し合いやタフな議論を行うことができます。

戦略的に生産性の高いチームを作り上げるため、経営者や人事担当者は心理的安全性の高い環境を意識的に構築し、維持するよう心掛ける必要があるのです。

心理的安全性があれば十分なのか?

心理的安全性を感じられるチームであれば良いかというと、実はそれだけでは不十分なことも分かっています。

「何でも気兼ねなく発言できる雰囲気」というのは、友達グループにも存在します。愚痴を言い合ったり、怠けた態度をとっても受け入られるという状態では、チームの生産性が上がるはずがありません。

心理的安全性に加えて、メンバー同士の信頼性やチームの目標と計画が共有されていることが必要です。チームの目標が明確で、全員がコミットメントしていると信頼し合っているという前提があるからこそ、心理的安全性が有効に機能するのです。

理想のチームを構築するためには、心理的安全性、相互の信頼性、目標と計画の共有が欠かせません。理想のチームを育んでいく1つの方法として、チームビルディングの研修が実施されています。

チームビルディング研修の目的を設定しよう!

心理的安全性や相互の信頼性の獲得、目標と計画の共有を最終目標として、研修でどこまでを目的とするのかを検討していきましょう。以下では、研修の目的例4つと、各目的を達成するための具体的な方法を記載しています。

1.メンバー同士のフェアな関係性を構築する

  • アイスブレイクで、上司やリーダーなど上位にあたる人物から自己紹介を行う
  • 研修中では、全員の発言機会を均等にすることをはじめに伝える

2.個人の考えや価値観を共有するきっかけを作る

  • 今回のプロジェクトを通じてどのような成長を目指しているか、オープンに語り合う
  • それぞれが大切にしている価値観や、価値観を形成するきっかけとなった出来事を話し合う

3.助け合うことで道が拓けることを理解する

  • ゲームなどを利用して、チームプレイを体感する

4.これらがチーム力を育むということを理解する

  • 運営側がチームビルディング研修の目的を伝える
  • 研修の最後で、今日感じたことや、自身の心境の変化などについて対話する

チームビルディング研修で、チームがじっくりと向き合う時間を

チームビルディング研修を行う目的として、理想のチームを育むことを忘れずに、「心理的安全性」「相互の信頼性の獲得」「目標と計画の共有」を行うことが大切です。

理想のチームを作るには、一朝一夕での実現は難しいです。共通の体験や、日々悩みながら進んでいくことを通して、徐々に育まれていくものです。

メンバーの価値観を深く理解するための対話や、ちょっとしたゲームによるコミュニケーションは、日常の業務時間の中ではなかなか実施できないことです。目の前の仕事に終われてチームビジョンが見えなくなったり、メンバー同士のコミュニケーションが希薄になってしまうことあるでしょう。

チームビルディング研修という形式にすることで、チームメンバーやチームの目標とじっくり向き合う時間を作ることができます。研修の目的を明確にして参加者と共有することで、メンバー全員がチームビルディングの重要性について意識するきっかけにもなります。チームの理想の状態についての認識も合わせることができるのです。

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