ソーシャルリクルーティングに成功した企業の導入事例とは?

ますます注目が集まるソーシャルリクルーティング

日々の生活に欠かせないものとなったSNSですが、企業の採用活動においても、SNSの利用は近年活発です。「Facebook」や「Twitter」などで企業の採用専用のアカウントの作成などが行われています。SNSを活用した採用活動は、ソーシャルリクルーティングと呼ばれ、企業はもちろん求職者からも注目されている新たな採用活動です。

ソーシャルリクルーティングを行うメリットとしては、企業にとっては求職者との距離が近くなることや気軽に情報発信できることによる情報量の増加、拡散などが挙げられます。求職者としても企業と直接コミュニケーションを取れたり、より企業を身近に感じられるといったメリットがあります。

実際にソーシャルリクルーティングを導入し、活用している企業はどのように実施まで至ったのでしょうか?その目的や背景、導入後の成果などについて、導入企業の事例を紹介します。

ソーシャルリクルーティング導入に成功した国内企業事例を紹介!

今回は、ソーシャルリクルーティングに成功した4つの企業事例について紹介します。

  1. 株式会社ニトリ
  2. アイティメディア株式会社
  3. スターバックス
  4. 株式会社博報堂

株式会社ニトリのソーシャルリクルーティング事例

株式会社ニトリは、家具や生活用品最近だと家電なども広く取り扱う製造物流小売業です。

ニトリがソーシャルリクルーティングを導入した背景には、就職活動の解禁時期が後ろ倒しになったことが挙げられます。求職者へのアプローチ期間短縮を打破したいというのが狙いでした。一流企業と同じ土俵ではない方法として、ニトリが選んだ方法がソーシャルリクルーティングです。

実際行った内容のポイントとしては、写真や動画の投稿を多めにし、文字だけでは伝わらない情報を伝えることで「どんな社員がいるのか」「どんな社風なのか」空気感や社員の人柄などもより具体的に求職者に伝えました。

充実したコンテンツを高い頻度で投稿することに力を入れています。継続的にタイムラインに情報が掲載されるので、拡散され多くの人に見られて人気に繋がるという一連の流れが確立されています。

その他にも、WEBセミナー&質問会の開催を行い、リアルタイムな求職者とのコミュニケーションを図る取り組みなどを積極的に行っています。

ニトリの場合は、徹底した企画力・運営力・継続力がソーシャルリクルーティングを成功に導いていると考えられます。求職者の中でソーシャルリクルーティングが話題になることで、人気企業にも負けず劣らずな知名度を獲得することができているということが最大の成果かもしれません。

アイティメディア株式会社のソーシャルリクルーティング事例

アイティメディア株式会社は、ソフトバンクグループ初のオンラインメディア企業です。

アイティメディアがソーシャルリクルーティングを導入した背景には、求める人材像が深く関係しています。ソーシャルリクルーティング導入当時まだあまりSNSの認知度は高くありませんでしたが、自社の望む人材として「新しいWEBビジネスを作れる人」という考えが、ソーシャルリクルーティングを導入した大きな理由となりました。

具体的に取り組んできた内容としては、2011年導入当初は「Twitter」を中心に、めぼしいアカウントのユーザーに対してリプライ(発言に対するコメント)を行い、自社アカウントのフォロワーを集めました。実際にはフォロワーとなった572名のうち263名がエントリーにまで進むという結果となりました。

同時にUstreamによる会社説明会・訪問を生中継するなど積極的に行い拡散を行い興味関心を集めることに成功しました。

2012年以降は「Facebook」にシフトして、何名かのキーパーソンを見つけ「友達」からのネットワークを利用し母集団形成を行った。

アイティメディア株式会社では、もともと自社でほしい人材がソーシャルリクルーティングとの親和性が高かったことも相まって、非常に効率的に採用活動へ結びつけることができています。実際の面接から採用に至るまでも、お互いの相互理解が深いため時間短縮に繋がったことも、採用活動自体が効率化されたと言えます。

スターバックスのソーシャルリクルーティング事例

スターバックスは、世界的知名度も高い言わずと知れたコーヒーチェーンです。

スターバックスは世界的に見てもソーシャルリクルーティングのお手本とされている企業です。規模も規模ですが、SNSが日本で一般的になる前から世界で導入されていたため、ソーシャルリクルーティングの良さを存分に発揮して人材の獲得が行われています。

具体的には「Starbucks Partners」のネーミングで「Facebook」ページを開設しています。ページ内では実際に働いている人のストーリーを動画で公開するなど、見るだけで働きたくなるような工夫がされています。「Twitter」とも連動し、ハッシュタグを使いながらストーリーをシェアし広く拡散させる取り組みをしています。

他にも、地域を指定して募集中の職種を検索できるアプリを提供するなど応募者がすばやく情報登録できるシステムで、母集団形成を行っています。

スターバックスではスタッフをパートナーとよび、企業にとってかけがえのない存在で有ることを求職者にも広く伝えています。元々スターバックスのファンであった人が、従業員として働くという例も少なくありません。ソーシャルリクルーティングを活用することで、求職者との距離が近い方がスターバックスにとっても、求職者にとっても理にかなった採用活動だと言えそうです。

株式会社博報堂のソーシャルリクルーティング事例

株式会社博報堂は、業界では電通に次いで第2位の売上を誇る大手広告会社です。

博報堂がソーシャルリクルーティングを活用した背景としては、より会社の個性を広く深く周知することが目的としてあるようです。実際に公開されている内容を見てみると分かる通り、広告会社ならではのおしゃれなデザインにできる人間像をアピールしたコンテンツが目に止まります。より会社を身近に感じられるような取り組みとして、人事担当の自己紹介を充実させたり、社員紹介などで仕事ができる人間、個性あふれる人間が揃っていることなどをアピールするコンテンツが充実しています。

博報堂はソーシャルリクルーティングを活用することにより、見る人にここで働きたい!こんなビジネスパーソンになりたいなど、憧れを抱かせるとともに会社のらしさがを上手く伝えることに成功しています。名のしれた人気有名企業だからこそ、より身近に感じてもらう工夫としてSNSの活用をし成功している事例かもしれません。

導入事例を参考に自社での活用について十分に検討することが大切

企業でのソーシャルリクルーティングの導入は2010年にはおよそ7割を超えていたと言われています。導入から9年経過した今、多くの企業の導入事例が公開されています。

多くの成功事例の企業で共通して言えることは、本気で取り組む社内体制作りをしていることと毎年改善を加え情報を発信し続けている(継続している)ことが挙げられます。

導入を検討する場合には、まずは自社が求める人材を明確にしましょう。そしてそのターゲットへのアピール方法として、ソーシャルリクルーティングは有効なのか、また社内の体制を整えること準備するこは可能かについて、十分に話あうことが重要だと言えます。

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