オンボーディングのプログラム内容とは?成功させるポイントについて

日本でも導入企業多数のオンボーディングの魅力とは

日本の企業における新人研修として主流なのは、新卒採用に対する集団オリエンテーションを通じた新人研修です。欧米で今現在注目されている新人研修手法としてオンボーディングがあります。

オンボーディングとは「on-board」という語源から派生した言葉で、「船や飛行機に乗っている」意味です。従来の意味としては、船や飛行機に新たに乗る乗組員たちに向け、いち早く業務に取り書かれるよう慣れてもらうためのサポートをすることを意味しています。

新人研修におけるオンボーディングは、新卒社員のみならず新たに入社した新人社員全てを対象に行われる新人研修のことを指します。オンボーディングを実施するメリットとしては、早期離職の防止や早期戦力化、また定着率アップに繋がることが挙げられます。すでに導入、実施している企業も多数あるオンボーディングには、色々なプログラムがあります。

今回は、オンボーディングプログラムの内容について紹介します。

基本的なプログラム内容と導入成功におけるポイント

オンボーディングを取り入れる前に知っておきたい、基本的なオンボーディングプログラムの内容は5つあります。新入社員に入社してまもなく、パフォーマンスを存分に発揮してもらうためには、基本のオンボーディングプログラムの内容を抑える必要があります。

1つ目の内容は「調和」です。新入社員を採用したいと考えたら、まずは必要性をはっきりと定義しましょう。同時に、新入社員と既存の従業員と会社全体が目指すところの目的を明確にし、一致・一体化させることが重要です。

2つ目の内容は「獲得」です。具体的な人材の獲得方法や人物像などを明確にします。

3つ目・4つ目の内容は「順応」と「融合」です。新入社員に対して業務上必要不可欠なリソースの提供し「順応」させ、一人ひとりを組織に溶け込ませ「融合」させます。

最後に「促進」として個々が応用力を発揮しながら、チームや組織に貢献し生産性の向上や意識向上に貢献し結果企業の成長につなげます。基本的なプログラム内容を元に実際にある企業が実践している具体的なプログラム内容について紹介します。

「調和」と「獲得」については、企業それぞれの考え方がありますので、しっかりと意見を出し合い明確化させて自社にあった方法を模索する必要があります。

「順応」と「融合」に関しては、職場への適応サポートとしては、一般的な「歓迎会」や何か問題が起きた時に相談できる相手として、同年代で同じような業務内容を担う社員をメンターとして割り当てる「メンター制度」などがあります。その他にも「先輩との面談制度」を設置したり「オリエンテーション」などを開催し、会社独自の常識や専門用語の共有など図ることにより、新入社員を歓迎する思いを行動として表現することが何よりも大切です。

職場への適応がしっかりと図れたら、スキルや知識に関するプログラムを実施しましょう。自社のより具体的なビジネスモデルやグループ概要などを改めて「オリエンテーション」を通じて発信を行いましょう。実際の業務の中で技能を身に付けてもらうOJTや、ロールプレイングや社外研修などを通じてスキルを高めてもらうOffJTなどを活用し、より深い自社への理解をサポートします。

オンボーディングプログラム内容について、色々と紹介して来ましたが、まずは自社に合ったプログラム内容を見つけるということが一番大切です。プログラム内容を作成し、実施することが目的ではありませんから、運用しながら新入社員や現場の意見に耳を傾け、追加修正しながら独自のプログラム内容を作ることが、オンボーディング導入成功のポイントと言えます。

オンボーディング導入までには時間をかけて検討を重ねることが大切

オンボーディングを導入している企業はまだまだ少ないですが、今後導入を検討する企業が増えてくることでしょう。

オンボーディングを導入することで問題視されている早期離職や早期即戦力化も実現できるとしたら、導入しない理由はありません。導入までには、まずは解決するべき問題の明確化と自社に合ったプログラム内容というのを検討する必要があるため、時間はかかることが予想できます。

オンボーディングは導入実施して終わりではありませんから、見直しと修正を加えながら、自社に最も合う形を見つけて行くことが大切です。

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