自己分析方法の一つ「モチベーショングラフ」
自己分析を行うフレームワークの一つとして「モチベーショングラフ」があります。モチベーショングラフは過去の体験から、モチベーションの上下をグラフ化し、客観的に振り替えることで、どんな要因がモチベーションに関係しているのかを知るものです。
自分史を紙に書いて客観的に分析することで、思いもよらぬ自分の一面を垣間見ることができます。白紙とペンさえあれば取り組めるの気軽さもあるのですぐに始められます。
モチベーショングラフとは
モチベーショングラフは、今までの自身の体験を時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として描き出すものです。
シンプルですが、客観的に自分史を分析することで、今まで気づかなかった自分の一面が垣間見ることができます。ペンと紙があれば簡単にできるのでオススメです。
モチベーショングラフの目的やメリットについて
モチベーショングラフの目的は、曖昧に理解していた自分の特徴をより明確化し言語化できるようにすることです。
グラフのアップダウンを読み取ることで自分のモチベーションの根源やどうすればモチベーションを向上できるかが浮かび上がってきます。
モチベーショングラフによる自己分析のやり方
モチベーションが変化する瞬間に注意して、当時の心境、考え方、起こした行動について、1つずつ分解していきます。このとき、自分の中で「なぜ?」を繰り返すことを意識してください。自問自答を繰り返すことで今まで気づかなかった自分の価値観や特徴に気づくことができます。
一番大切なことはそれぞれのエピソードを比較し、共通点と差異を探ることです。具体的には以下の2つの点を意識してみてください。
- モチベーションの「高い」と「高い」、「低い」と「低い」を比較する。
- モチベーションの「高い」と「低い」を比較する。
1では、モチベーションの高いエピソード同士、低いもの同士を比べ、順位をつけます。これらを比較する中で、モチベーションの高い時期に共通する要素を見つけたり、人生で1番がんばれた時期と、2番目にがんばれた時期との違いに気付くことができるはずです。
2も同様で、モチベーションの上下の差異から、自分のモチベーションの源やモチベーションを向上させる方法が見えてくるでしょう。
モチベーショングラフを作る際の注意点について
グラフを作ることが目的ではなく、何がモチベーションに影響を与えるのか、原因を追及して抽象化することが目的であることを意識するのを忘れずに自己分析に取り組んでみてください。
モチベーショングラフで可能になるモチベーションのマネジメント
モチベーショングラフは自身がモチベーション上下の影響を客観視し、変化を与える要因を見つけ出すことが目的です。モチベーションが上下する要因かがわかれば、自らのモチベーションマネジメントが可能になり、スランプの克服方法なども見えてきます。
モチベーショングラフの上がった所の共通項を探ることで、自分の心地良い、イキイキできる状態が分かり、より良い選択ができるようになっていきます。転職活動だけでなく、今後仕事をするうえでも非常に有用なものとなることでしょう。