転職活動にかかる費用はいくら?意外に多い必要額と内訳について

転職活動に必要な費用は70万円以上?

「転職したい」と考えた時に、パッと行動に移せない理由の一つが「費用」の問題です。夢と希望を持って転職にいざ挑んだのに、お金がショートしてしまったがために人生転落の危機、なんてことにも成りかねません。転職時に負担しなくてはならない「費用」の問題は甘くはないんです。

転職経験がない人にとって、どのくらい貯金がないとダメなのか、かかる「期間」や「金額」は想像しにくいものです。実際に転職に要する費用は70万円以上になる事もあるのですが、イメージしにくいです。せっかく転職をするなら、とことん納得がいく仕事を探したいはず。今回は、皆さんが納得のいく転職活動をするために事前に知っておくべき「転職の費用」についてご紹介します。

「転職費用」は何に、幾らかかるの?

転職にはどのくらいの「期間」と「金額」がかかるのでしょうか。一般論ではありますが「転職活動にかかる期間」は平均3〜6ヶ月と言われています。この期間中にかかる費用が幾らか、リクルート社のアンケート結果からみていきましょう。

転職活動でいくら使ったか
出典元『リクナビNEXT』転職成功のための資金計画

転職活動経験者1,000人を対象とした調査では、退職後の転職で平均71万円、仕事をしながらの転職で平均37万円かかったという結果になりました。「準備金が足りたか」という問いに対しては、不足した人の割合が退職後の転職で54%、在職中で38%となっています。

「お金が想像以上にかかった」と後で分かっても、こうなってしまうと後悔先に立たず。知識がないばかりに「準備金ゼロで転職活動を開始してしまった」という話も聞きますが、普通に考えると何十万円ものコストを賄うのは大変です。自身の貯金額を確認して、お金が賄えるのか、もしくはお金のどう賄うのか考えてから挑みましょう。

生活費、家賃、税金・・・山ほどある転職費用

実際の金額を聞いて「本当にそんなにかかるの?」と疑問を持った方もいるかもしれません。転職活動をしたことがないと想像しにくいですよね。具体的に「転職ににかかる費用」には、期間中の生活費、家賃、交通費、服飾費、さらには税金の支払いなどが含まれます。

例えば1ヶ月6万円の物件に住んでいたら3ヶ月で18万円、半年間で36万円に。飲食代のように一つの金額が小さいものも、1日1,000円でやりくりをしたとして半年間で18万円。長い間継続してかかるお金は、積み重なって膨大になります。さらに「金欠だ!」と思っていたところに意外に高い「税金」の請求があったり、スーツを新調しなくてはならない事も。想像以上に多様なコストがかかってくると心得ておきましょう。

あなたは大丈夫?転職に必要な貯金額

在職中の転職でかかった費用は平均で37万、退職後の転職では72万円。これは一般的な3〜6カ月で転職先が決まった場合の話です。

人によっては現在の仕事が忙しくて思うように動けなかったり、転職活動に不慣れで時間を有効に使えなかったりと、1年以上に伸びてしまうケースも少なくありません。就職・転職は巡り会いやタイミングが重要なイベント。だからこそ、運が悪いとなかなか決まりません。中には、転職でお金がなくなってバイトをして、その後また転職活動をして、を繰り返す人もいます。

一般的にかかる費用だけでなく、様々なケースを想定しておくことも妥協なき転職活動のために必要です。

幸せな転職をするために

転職には意外に膨大な費用がかかることがお分かりいただけたでしょうか。不安を煽りたくはありませんが、やはりお金は重要。転職前に、費用に関する実態を知っておくことが必要です。そうでないと、夢と希望に溢れるはずの転職が、人生転落の始まりになりかねません。

幸せな転職のために、在職中であれば37万円、退職後に転職活動を行う予定であれば63万円程度は貯金しておきましょう。そんな金額を貯金するには時間がかかりすぎてしまう・・・と思う方もいるかもしれません。そんな方は、転職時に使える助成金などを活用する方法も検討してはいかがでしょうか?

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