自己分析シートとは?様々な切り口から、自分自身を見つめ直そう!

自己分析は社会人にとっても強い味方!

自己分析は、就職活動の準備の第一歩と言われています。

キャリタスリサーチの調査によると、就職活動準備において最も行われていることが「自己分析」であり、2月時点で約8割もの就職活動者が実施しています。

就職活動準備で行ったこと
出典元『キャリタスリサーチ』2月1日時点の就職意識調査

自己分析は、就職活動の満足度に直結します。サポーターズの調査によると、就職活動に満足できた人が考える要因として「自己分析を徹底的にした」が最も多く、就職活動に満足できなかった人がやっておけばよかったと思うこととして「自己分析を徹底的にする」が挙げられています。

就活に満足できた人が考える要因
出典元『サポーターズ』就職実態調査2019

就活に満足できなかった人がやっておけばよかったと思うこと
出典元『サポーターズ』就職実態調査2019

自己分析は就職活動・転職活動の時だけでなく、これから仕事を続けていくうえで非常に有意義なものです。学生の時との一番の違いは、これまでの仕事の経験から自己分析が出来る点です。社会の中でもまれた経験を糧に自己分析を進めていきましょう。

自己分析シートから分かることとは?

自己分析を進めていくうえで何から手を付けるべきかわかりづらい場合は、自己分析シートを活用してみましょう。まずは始めることが大切ですが、自己流で行うよりも先人の知恵を拝借して効率よく進めていきましょう。忙しい社会人が自己分析をやり切るためのコツとも言えます。

自己分析シートといっても、決まった型があるわけではありません。これまで説明してきた内容を書くためのフォーマットです。形があった方が入りやすいのは事実なので、これらの既存の形式を利用してみましょう。

自己分析シートでよく使われるもの5つ

自己分析シートでよく使われるものとして、以下の5つのシートがあります。

  1. 自分史
  2. モチベーショングラフ(人生曲線)
  3. マインドマップ
  4. 強み診断
  5. エゴグラム

自分史

これまでの人生を時系列に沿ってアウトプットしていきます。

学生時代なら打ち込んだことや頑張ったことを描くところですが、社会人としてはキャリアの棚卸ができるツールでもあります。

モチベーショングラフ(人生曲線)

縦軸にモチベーションの高低を、横軸に自分の年齢を置いた曲線で描くモチベーショングラフは人生曲線とも呼ばれます。

事実ベースで書く自分史とは違い、モチベーションや感情ベースで書くことで、成果の有無にかかわらずモチベーションが上がる状況を把握できるため、自分を活かせる環境を自覚する事が出来ます

マインドマップ

マインドマップは発散型のアウトプットです。

真ん中に「私」や「自分」を置いて、そこから枝を増やしながら描いていきます。思いつく単語を配置しつつ言葉と言葉を線でつなぐことで、自分中での意外なつながりに気が付くこともあります。

自分にとっての重要なキーワードを客観的に見つける事の出来るツールです。

強み診断

強みは自分自身が当たり前に行っている事であり、自分では意外と気づかない盲点でもあります。長所と短所は表裏のために、短所だと思い込んでいることもあるのです。

強みには34種類あるという説もあります。自分の強みを言葉にすることで活かし方が見えてきます。

5エゴグラム

アメリカの心理学者エリック・バーン博士によって体系立てられた「交流分析」から作られた性格診断テスト「エゴグラム」は人間関係の心理学理論に基づいています。
50個の質問に答えるだけで、以下の5つの項目を点数で表してくれます。

パラメーターの偏りから性格の診断が可能なので、自分の性格のバランスについて理解が深まります。コミュニケーションの取り方にも活かすことが出来るツールです。

  • CP (Critical Parent) 厳しい親
  • NP (Nurturing Parent) 優しい親
  • A (Adult ego state) 合理的な大人
  • FC (Free Child) 自由奔放な子ども
  • AC (Adapted Child) 従順な子ども

コミュニケーションの点ではジョハリの窓という考え方があります。

客観的に自分を知ることで、これまで気づけなかった深い自己理解ができるようになります。身近な人に「自分がどんな人なのかを聞く」というアンケート方法も他己分析という点から自分への理解度を拡げてくれるでしょう。

複数の自己分析シートを活用して立体的に分析しよう!

自己分析シートといっても様々あり「自己分析で何を明らかにしたいのか」という目的により、使うべきものが変わります。まずは目的ありきです。分析を深めたいのであれば、同じ目的を持って違うシートに取り組むことがオススメです。

シート毎に切り口が違うために、複数の自己分析シートに取り組むことによって、自分自身を立体的に見ることが出来るようになります。

より豊かな未来を創るために、今の時間を費やすことを投資と考え、自己分析をする時間を確保してみてください。

スポンサーリンク
関連するタグ

スポンサーリンク