従業員エンゲージメントを向上させた企業事例とは?高める要素を理解しよう

従業員エンゲージメントを高める方法と実際の事例とは?

従業員エンゲージメントが向上すると、労働生産性の向上や離職率低下に大きく貢献することが、研究や調査により明らかになっています。

アメリカのMorrison Management Specialists社では、組織文化の浸透戦略やマネージャー・リーダーのコーチング強化などを行い、結果として従業員エンゲージメントが30%増加し、さらに顧客満足も16%の増加につながった事例があります。

ニューヨークの高級アパレルであるSaks Fifth Avenue社では、顧客に対するサービスを押し上げる方法を探し、従業員エンゲージメントと顧客エンゲージメントの相関性を発見しました。従業員エンゲージメントを強化した結果、売上やリピートなど、顧客満足度が20~25%改善したと発表しています。

研究や調査を裏付ける実際の事例も出ているのに対して、日本の多くの企業では従業員エンゲージメントがとても低いのが現状です。

今回は、従業員エンゲージメント向上の施策を導入して実際にエンゲージメントレベル向上に成功した、日本と海外それぞれの企業の事例をもとに、従業員エンゲージメントを高める方法についてご紹介します。

小松製作所の従業員エンゲージメントレベル向上事例

日本企業の従業員エンゲージメントレベル向上事例として、建設機械の国内でのシェア1位、世界で2位を誇る小松製作所の事例があります。小松製作所は、2012年の4月に従業員エンゲージメント強化に乗り出しました。

企業URL:https://home.komatsu/jp/

従業員エンゲージメントを高めるのに行われた施策は、マネージャー層がイノベーションを起こす思考や発想を生むチームを作るための、研修とワークショップです。現場従業員のエンゲージメントを左右するのは、直属の上司と考えたための施策です。

従業員エンゲージメントを高める5つの要素とは?

職場環境に変化を起こすためには、働く人が変わらなくてはなりません。特に従業員エンゲージメントに影響を与えるマネージャー層は、自身のチームメンバーのエンゲージメントを高める方法を知る必要があります。

マネージャー層が特に気を配るべき要素が5つあり、5つの要素が満たされることでチームのエンゲージメントとパフォーマンスが向上します。

  1. 信頼
  2. モチベーション
  3. 変化
  4. チームワーク
  5. 権限委譲

1.信頼

従業員が信頼のもととなる安心や確信を感じることで、必要なリスクを背負うことに抵抗がなくなります。

周りと情報共有をするようになることで、イノベーションを生み出し、ぬるま湯に漬かったような状態を打破できるようになります。

2.モチベーション

従業員のモチベーションを向上させることで、新しいことに挑戦するための活力が生まれます。

必要最小限の仕事ではなく、新しいことに挑戦して成長できそうな仕事に対して、従業員はよりやりがいを感じてモチベーション高く取り組むことができます。

3.変化

企業が大きくなれば大きくなるほど、事業環境の変化のスピードが遅くなりがちです。イノベーションに対応するためには、変化に対し柔軟になることは必要不可欠です。

変化に素早く対応し、効率よく快適に働ける環境を作ることは、従業員エンゲージメントの向上に大きく関わってきます。

4.チームワーク

従業員一人ひとりがオープンなコミュニケーションや密な連携を取ることで、チームがより大きく難しい挑戦に踏み込めるようになります。

チームワークが良好な職場では人間関係のストレスも少なく、従業員同士がお互いを刺激し高め合うことで、労働生産性の向上や従業員のスキルアップにもつながります。

5.権限委譲

現場の従業員を信頼して権限を与えることで、従業員一人ひとりが自分の考えが必要とされていると感じるようになります。

日々の業務が「やらされ仕事」から「自分の仕事」に変わり、従業員が仕事に価値を見出せるようになります。

小松製作所の具体的な従業員エンゲージメント向上施策とは?

小松製作所では、各分野のプロフェッショナルとして活躍するための充実した教育研修体系を整えるだけでなく、柔軟性のある育児支援や介護支援、その他休暇制度を提供することで優れた従業員体験を生み出し、従業員の会社への愛着を獲得しています。

経営層を含むグループのすべての従業員が現場や職場で永続的に継承すべき価値観を「コマツウェイ」として共有してきました。

2011年度にはコマツウェイの冊子を改定して、考え方や価値観の解説文をわかりやすくし、事例やブランドマネジメントの考え方などを追加しています。従業員エンゲージメント強化に取り組んだ2012年度には、国内主要拠点及びグループ会社において、マネジメント層に対する説明会も実施しています。

教育研修体系や柔軟な働き方の充実、価値観の共有などの施策を通して、マネジメント層が自ら現場の従業員に日常業務を通して考え方や心構えを伝えるという活動を開始しました。

会社のビジョンやミッションを従業員全員に伝達し、従業員の共感を得たことが、小松製作所の従業員エンゲージメント向上成功の大きな要因と見られています。

Googleの従業員エンゲージメントレベル向上事例

海外では、インターネット検索エンジンの大手Googleが「従業員がもっとも働きやすい会社(Glassdoor 2015年度 米国調査)」「憧れの就職先No.1(universum 2015年度 世界12カ国調査)」に選ばれ、企業方針が世界中から注目されています。

従業員が心身ともに快適に働けるオフィスづくり

従業員にとって最適かつ斬新なGoogleのオフィスづくりは、世界的に有名です。Googleの人事管理担当者は「すべてはエンジニアが商品開発をするときと同じように、わたしたち(人事部)もデータを使用し、分析し、科学した結果」と述べています。

人事チームも社内人事経験者だけでなく、コンサルタントやアナリスト経験者が、ほぼ同じ割合で構成されています。

スキーゴンドラや滑り台、ジムやボーリング場のあるオフィス、パブ風のミーティングルーム、敷地内やオフィス内でも自転車が乗れるというルールなど、日本企業ではあまり見られない斬新なオフィスであることが分かります。

社員の心身の健康も気遣い、社員用キッチンや社員が世話する野菜庭園、飲食無料のカフェテリア、お昼寝スペース、ルームランナーで歩きながら仕事ができるデスクなども用意されています。

実際の事例からエンゲージメント向上のヒントを得よう!

従業員エンゲージメントレベルの向上に成功した企業の事例を参考に、従業員エンゲージメントを高めるための施策に落とし込む場合は、業績を上げることを目的とするのではなく、従業員が高いモチベーションを持って働ける環境づくりを目指すことが大切です。

従業員エンゲージメントレベル向上に成功した企業の事例を参考にして、自社のエンゲージメントレベルを高めるヒントを探してみてはいかがでしょうか。

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