Web面接とは?実施する目的やメリット・デメリット、注意点について

web面接の実施は、選考・内定辞退防止に役立つ

少子高齢社会に伴う若い世代の人口減少により、多くの企業が採用に苦戦しています。母集団形成も厳しくなる一方で、採用選考途中の辞退や内定辞退も多く発生しています。

マイナビの調査によると、20年卒学生の「選考途中の辞退率」が前年に比べて「高かった」と回答した企業は23%、「低かった」と回答した企業は21.6%と微増しています。18年卒から19年卒でも「高かった」と回答した企業が増加しているため、選考途中の辞退率は増加傾向にあると考えられます。内定辞退についても同様の傾向があります。

辞退率
出典元『マイナビ』2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査

就職みらい研究所の調査によると、内定辞退の理由として最も多く挙げられている理由が「他に志望する企業の内定を取得した」となっています。選考の日程調整に手間取っているうちに選考を辞退されてしまう実情が伺えます。web面接を導入することで、選考スピードを上げることができ、選考辞退の防止に役立つのではないでしょうか。

就職内定辞退の理由
出典元『就職みらい研究所』学生の入社意欲を最も高めるのは「面接」

売り手市場が続くいまこそ、面接手法の見直しは重要

企業では深刻な人手不足が続いています。2019年10月に帝国データバンクより発表された「人手不足に対する企業の動向調査」によると、企業の50.1%が正社員不足だと回答しました。前年比では改善されていますが、未だに過半数の企業が正社員不足に悩んでいます。

従業員が不足している企業の割合
出典元『帝国データバンク』人手不足に対する企業の動向調査(2019 年 10 月)

リクルートキャリアが発表した「就職白書2019」によると、採用活動プロセス毎の実施率は面接が99.0%で最も高くなっています。説明会・セミナー実施(96.2%)や書類選考(86.7%)と比べて、面接は最も重要視される採用プロセスとなっているのです。

採用活動プロセスごとの実施率
出典元『リクルートキャリア』就職白書2019

求職者が多くの企業のなかから選べる、売り手市場は今後も続く見込みです。選考辞退や面接のドタキャンを防止するため、面接手法の見直しはいっそう重要になるでしょう。

web面接とは?対面や電話面接との違いについて

新たな面接手法としておすすめなのが「web面接」です。面接地から遠方にいて、対面での面接をすぐに実施できない場合の面接手法として、電話面接やweb面接を導入する企業は増えています。

求職者から最も支持されるのは「電話面接」だという調査結果もありますが、電話が「声だけのコミュニケーション」であるのに対して、web面接では相手の表情を見ることができます。遠隔面接におけるコミュニケーションの質を向上するのに、web面接は役立つといえます。

電話面接とは、面接地から遠方にいる求職者と電話で面接を実施する手法です。顔が見えないなどのデメリットを不安視する声もありますが、移動コスト削減、採用スピードUPなどのメリットもあります。電話面接のメリットやデメリット、注意点を知って上手く活用してみましょう。

web面接ならではのメリットについて

Web面接のメリットは多岐に渡りますが、ここでは2つに大別して紹介します。1つめは、電話面接のメリットと重複する部分です。

  • 面接地から遠隔にいる人とも面接をできる
  • 移動時間が不要となるため、面接日程の調整が容易になる
  • 移動にかかる交通費を削減できる
  • 車や喫茶店などでも実施でき、求職者は現職の隙間時間を活用できる
  • 求職者と早期に会うことができ採用スピードが上がる

もう1つは、電話面接にはないweb面接ならではのメリットです。

  • パソコンやスマの画面で、相手の表情を見ながら会話できる
  • 人柄や身なり、対話力などを確認しやすい
  • 録画もできるので、後日見直しや他の面接官にあとで共有が可能

電話面接では、声が聞き取りにくく聞き直しが発生したり、相手が話している途中で遮って自分が話し始めてしまったりなど、顔が見えないからこそのデメリットがあります。それらを払拭できるところは「web面接」ならではのメリットといえるでしょう。

web面接で懸念されるデメリットについて

web面接ならではのデメリットも指摘されています。やはり対面と比べると、コミュニケーションロスは発生しがちですし、web面接実施中に電波が途切れるなど回線トラブルも不可避です。

コストの面でも課題があります。web面接システムの構築に費用がかかりますし、かといって無料ソフト利用は情シスなどから反対されるケースが少なくありません。採用管理ツールとweb面接ツールが分かれていれば、応募者の二重管理が発生するといった実務面での非効率も人的コスト増といえるでしょう。

応募者がツールに不慣れなだった場合にはツールの使い方を説明するなど、想定外のフォロー業務が発生することもあります。意外と人事担当者の工数が取られてしまう可能性がある、という点は落とし穴です。

web面接を実施する際の注意点とは

web面接を実施する際にまず注意すべきは、ツールの選定です。

事前に情報管理部門に、web面接実施およびツール選定における懸念点をしっかりとヒアリングし、承認を得られる条件を明確にします。コストや採用したい人物像を鑑み、最適なツールを選定します。web面接に対応している求人媒体に広告出稿するのも一案です。

情報漏洩のリスク対策として、応募者にweb面接を受ける際のマニュアルとルール(注意事項)を周知することも必要です。

web面接の実施は、デメリットを明確に理解することから

Web面接は、企業側のみならず求職者にとっても負担が軽減される面接手法として、日本でも普及し始めています。インターネットが普及した環境が当たり前だったミレニアル世代はもちろん、2000年以降に生まれた新しい世代はインターネットが当たり前のようにある世代は、web面接に対する心理的ハードルがあまり高くないと考えられます。

未曾有の人材採用難の時代に、選考辞退防止策のひとつとしてweb面接は有効です。他の面接手法と比べて、web面接にはどのようなメリットとデメリットがあるのか、明確に理解したうえで上手く活用してください。

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