面接官トレーニングで面接のスキル・精度を向上させる方法とは?

面接官の研修・トレーニングで、面接スキル向上を

面接官の研修・トレーニングとは、面接の手順や質問の仕方、心構えや注意点などを面接官に教育し、面接のスキルアップを図る訓練です。面接官トレーニングを実施することで、人材の見極め精度を向上させる、選考・内定の辞退を防止できるなど、様々な効果を期待できます。

面接官トレーニングは、採用を成功させるために不可欠なのです。

面接官は「自社の代表」である!

面接は、企業が応募者を評価するだけの場ではありません。応募者も、複数企業の面接を受けたうえで、企業を比較・評価しています。応募者の入社意欲は、面接官の印象の良し悪しによって、大きく左右されますし、心象を損ねてしまうと悪評を拡散されるリスクもあります。面接官は「自社の代表」だという心構えで、面接に挑まなければなりません。

株式会社ディスコ キャリスタリサーチ「2017年度 キャリタス就活・学生モニター調査結果」によると、モニター全体の74.1%の学生が、面接で嘘をついたことがあると回答しています。第一志望ではない企業に「第一志望です」と話したり、他社の選考状況や学生時代のエピソードに嘘を混ぜるなど、全体的に前年よりも増加傾向です。

就職活動でついた嘘
出典元『株式会社ディスコ キャリタスリサーチ』2017年度 キャリタス就活・学生モニター調査結果

売り手市場が続くなか、企業が採用活動に必死なのと同様に、求職者もまた、内定を獲得するのに必死なのです。けれども、内定はゴールではありません。嘘をついて入社しても、企業で長くモチベーション高く活躍できなければ、企業と求職者の双方にとって不幸なことです。

求職者に嘘をつかせないようためにも、面接官トレーニングで面接のスキルアップを図り、面接の精度を向上させることが重要なのです。

面接官の研修・トレーニングを行う目的とは

面接官トレーニングを行う目的とは、面接のスキルアップを図り、応募者をリラックスさせ本音を引き出して、面接の精度を向上させることです。同時に、面接官は応募者に対して、広報としての役割も果たします。

応募者に適切な態度・言動で自社の情報を提供して、自社への好感度を上げることで、選考・内定の辞退を防止できます。

面接官の研修・トレーニング項目について

面接官トレーニングで鍛えるべき項目は、一般的には(1)面接官としての心構え(2)面接の流れ(3)面接での質問(4)評価の仕方(5)面接官としてやってはいけないこと、5つが挙げられます。

1.面接官としての心構え

面接官は、会社の顔であることを意識すべきです。応募者がリラックスして話せるよう気を配り、応募者の本音を引き出します。

時には、応募者の自己理解・企業理解をサポートして、志望動機形成を行う、ということを面接官に伝えましょう。

求職者は、面接官が若手や新人であろうと、会社の顔として入社後のイメージをわかせます。実際に、面接官の人柄や印象が悪くて入社したくないと思う求職者は非常に多く、面接官の対応が入社意欲に強い影響を与えています。しかし新人や若手面接官であれば、求職者を見極めることに注力しすぎて、面接官のあるべき姿を忘れてしまいがちです。新人...

2.面接の流れ

面接の大まかな流れを説明します。出迎えや挨拶をしたあとは、まず面接官側から自己紹介をすること、質問に開始する前にアイスブレイクを挟むことなど、面接現場をイメージしやすいよう研修を実施します。

いきなり自分の聞きたい質問を浴びせかけるのではなく、お互い話しやすい雰囲気を作ることが大切です。

3.面接での質問

面接での質問は、面接で重点的に掘り下げるべき評価項目に沿って、意図と目的を明確にして行うことを説明します。応募者が自社に合うかどうかを見極めるためには、会話を掘り下げていくテクニックも必要です。質問術や質問の例などを交えて、質問スキルアップを測ります。

例えば「オープンクエッション・発言の背景・具体例・共感(フィードバック)」をうまく組み合わせて、会話を掘り下げていく手法が挙げられます。具体的な質問項目に沿って、質問例を提示したうえで、ロールプレイなどを行うとよいでしょう。

採用面接で、応募者の人柄や価値観といった人物特性を上手く引き出して人材を見抜くためには、回答を掘り下げながら質問する質問術が重要です。初めての面接官の方でも応募者の本音を引き出せる、基本となる質問の仕方や具体的な質問例について説明します。

4.評価の仕方

面接の評価は、評価項目ごとにどんな状態なら合格とみなすか、評価基準をより具体的にして面接官同士で目線を合わせます。

評価項目が明確でも、面接官が各自の主観に基づいて評価していては、採用選考基準の統一化が図れず、自社にマッチした人材を獲得できないことを説明します。

面接評価シートとは、具体的な評価項目や評価基準が明確にすることで、採用面接の精度と効率を向上できるチェックシートです。面接評価シートは、採用合否だけでなく配属先の決定まで活用されることもあるため、自社オリジナルの面接評価シートを作成することが大切です。面接評価シートを導入するメリットやデメリット、注意点を確認しながら、...

5.面接官としてやってはいけないこと

面接では、法的に質問が禁じられている項目があることや、応募者が圧迫面接だと感じてしまう面接のリスクなどを説明します。

面接官自身に余裕がない場合も要注意です。面接官の笑顔が少ない、立て続けに質問するなどは、応募者に不快感を抱きやすいので控えましょう。

初めての面接官が失敗しないためには「面接官は会社の顔だ」という意識を持ち入念に準備を行うことが重要です。「法的にタブーな質問」には細心の注意を払いましょう。ここでは「初めての面接官が失敗しないためのTO DOリスト」作成のコツを紹介します。

面接官の研修・トレーニング方法について

面接官トレーニングの方法は、座学と実践があります。

座学は、面接官を一堂に集めた研修です。面接官としての心構えや注意すべきことを丁寧に説明でき、面接官の意識向上に役立ちます。

実践では、模擬面接やロールプレイを行います。応募者との対話の深め方や評価の仕方など、理解が曖昧になりがちな部分もフォローでき、面接スキルの底上げが可能です。

面接官トレーニングを実施する前に、面接マニュアルを周知しておくとベターです。

採用面接において、面接マニュアルを作成して心構えや心得、注意点を予め共有するメリット・デメリットを解説します。面接マニュアルは、初心者面接官の教育や複数の面接官での一貫した評価などに役立ちますが、自社の採用課題に合わせて適宜更新も必要です。

面接官の研修・トレーニングの対象者

面接官トレーニングの対象者は、人事担当者も含めて新たなに面接官としてデビューする社員のほか、中堅やマネジメント層など面接官経験者も交えることで、採用選考基準の統一化をより一層図りやすくなるでしょう。

面接官の研修・トレーニングを導入するメリット

面接官トレーニングは、面接のスキルアップによって、面接官が自信を持って面接を行えるようなるほか、経営方針や自社が求める人物像に対する理解を深められるというメリットもあります。

面接官トレーニングは、自社で働く意義を再確認できたり、キャリアアップやモチベーション向上にもつながるのです。

面接官トレーニングは、採用支援ツールとの併用を

面接官トレーニングによる面接のスキルアップは、面接における人材の見極め精度、応募者の内定承諾率、入社後の活躍にも直結するため、自社と応募者のマッチ度に課題を感じている人事担当者の方は、ぜひ導入を検討してみてください。

性格適性検査などの採用支援ツールを導入するのもよい方法です。面接で優先して評価すべき項目を絞ることができれば、面接官トレーニング導入との相乗効果を期待できるでしょう。

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