採用学から探る採用の課題〜人材要件定義の曖昧さ〜
売り手市場になり、人材獲得競争が激化し、採用に対する課題意識を持つ方も多いでしょう。採用学の服部教授は、日本の採用の問題点として「人材要件定義」を挙げています。何故問題になっているのか、採用学の知見からご紹介します。
売り手市場になり、人材獲得競争が激化し、採用に対する課題意識を持つ方も多いでしょう。採用学の服部教授は、日本の採用の問題点として「人材要件定義」を挙げています。何故問題になっているのか、採用学の知見からご紹介します。
カルチャーフィットとは「会社のメンバーが共有している理念や風土の共有度」を意味しています。早期離職を防ぐ上でもカルチャーフィットは非常に重要です。しかしカルチャーもフィットも目に見えない抽象的な概念なため、実現方法にまで落とし込むことが難しいです。カルチャーフィットを実現するためには、カルチャーとフィットの定義を明確にし、誰しもが共通認識できるようになることが大切です。今回はカルチャーフィットの実証研究から、カルチャーフィットの意味や定義、実現するメリットについて説明します。
核心的自己評価とは、人材の育成しにくい部分であり「より難しい課題を自ら選ぶ」「自分はやればできる」などの肯定的な態度を無意識に持ち合わせることを意味しています。核心的自己評価は「自尊心」「自己自制感」「神経症傾向」から成り立ち、核心的自己評価が高い人材は、仕事での満足感やパフォーマンスも高いことが近年の研究で分かりました。今回は人材の育成しにくい部分であり、採用選考時に見極めたい概念である「核心的自己評価」について説明します。