リベンジ転職とは?自社に応募してくれた求職者を再度検討する

人手不足の深刻化により人材確保対策は企業において急務

近年少子高齢化による労働力人口の減少の影響で、企業でも人手不足が深刻な問題となっています。

帝国データバングが行った「人手不足に対する企業の動向調査」によると、正社員が不足していると答えた企業は49.5%、非正社員が不足していると答えた企業は29.2%という結果があります。

従業員が不足している企業の割合
出典元『帝国データバンク』人手不足に対する企業の動向調査(2020 年 1 月)

キャリア教育支援NPOエンカレッジが行った調査によると「人数・質ともに満足している」「質は満足している」を合わせても50%未満という結果になっており、思うような人材採用が数、人材の質ともにできていない現状があることが分かります。


出典元『Reccoo』20卒採用の進捗と課題

今後も国が対策を講じても、少子高齢化に歯止めがかからない以上、人材獲得競争においては激化していくことが安易に想像できます。企業においては今後も人材の数のみならず、今まで以上に人材の質についても考慮しながら採用活動をしていく必要が出てくるでしょう。そんな中、近年注目されている採用手法リベンジ転職について説明します。

リベンジ転職者の採用におけるポイント

リベンジ転職とは、新卒入社時に希望していても入社が叶わなかった企業や業界に、ある程度の社会人経験を経てからもう一度挑戦し転職活動を行うという意味の造語です。

リーマンショックや東日本大震災など、社会が混乱している就職氷河期時代(2010年~2013年頃)に就職活動を行っていた若手においてリベンジ転職の傾向が強く見られる背景もあり、若くてある程度の社会人経験もあり、即戦力として働ける優秀な人材が採用できるとして企業からも注目を浴びるようになりました。

リベンジ就職を採用する企業側のメリットとしては、社会人経験があるため基本的なビジネススキルや対人スキルなどはすでに習得していることが想定され、即戦力として期待が持てます。働く意欲やスキルアップの意識が高く、自社で働きたいという気持ちも高い人材が採用できる可能性も高くミスマッチも少ないということが期待できます。

デメリットとしては、一度不採用としているが故に選考過程において基準を満たすことが難しい場合も多いことが挙げられます。能力や意欲、対人関係などにより早期離職を繰り返してしまう人材との見分けも難しいということが挙げられます。

実際にリベンジ転職者を採用する際に企業側が気をつけるポイントとしては、安易にリベンジ転職者だからと言って基本的なビジネススキルやマナーが身についているとは考えず、総合的に判断することが大切です。志望動機や転職理由に関しても、本当に意欲があり自社を志望している転職なのかを見極めるために、適性検査や面接などを念入りにする必要があるでしょう。

その人がどんなスキルや具体的な経験をしてきたのかも掘り下げて確認することで、実際に採用してから即戦力として活躍してもらうために自社に当てはまるポジションがあるのか、具体的なイメージを持つこともリベンジ転職による採用を成功させる大きなポイントとなります。

総合的な視野で採用判断を行うことが成功の鍵

企業が今後人材獲得に苦戦することなく採用活動を進めて行くためには、従来の新卒採用だけではなく、優秀な人材が埋もれている市場を有効活用することも重要となるでしょう。

リベンジ転職者を採用することも、即戦力の確保や自社とのミスマッチの回避という部分において大いにメリットがあります。しかし前職同様自社においても早期離職をしてしまう可能性や、実際に身につけているスキルや経験が不足しており即戦力にならなかったといったデメリットもあります。

リベンジ転職者の採用を行う際には、メリット・デメリットを踏まえた上で、退職理由や転職理由の確認、経験やスキルの掘り下げなどを面接や適性検査で入念にチェックし、本当に自社が必要としている人材なのかを総合的に判断することが大切だと言えます。

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