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導入前に知る!エンゲージメントサーベイのデメリットとメリット

  • エンゲージメントサーベイの導入後に発生するデメリットを把握したい
  • デメリットとメリットを理解してから導入したい

エンゲージメントサーベイの導入を検討していて、このように感じている人事担当者や経営者も多いのではないでしょうか?

エンゲージメントサーベイは、従業員のエンゲージメントや離職の兆候を可視化するために有効なツールです。しかし、メリットだけでなく、運用面での課題など事前に押さえておくべきデメリットも存在します。

当記事では、エンゲージメントサーベイを導入する際のデメリットとメリット、デメリットを軽減するために行うべき3つのポイントを、HRTechツールで離職やエンゲージメントの課題を解決してきた『ミツカリ』が解説します。

エンゲージメントサーベイをしっかりと理解してから導入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

エンゲージメントサーベイの基礎知識を理解したい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

>>【関連記事】エンゲージメントサーベイとは?実施するメリットや活用事例も

エンゲージメントサーベイ導入のデメリット

エンゲージメントサーベイは組織課題の可視化や、従業員の状態を把握することに役立つ一方、導入にあたりいくつかのデメリットもあります。

まずは、エンゲージメントサーベイを導入する前に、知っておくべきエンゲージメントサーベイのデメリットを3つ解説します。

コストと時間がかかる

エンゲージメントサーベイの導入には、サーベイツールの月額費用や運用にかかるコストが発生します。

また、サーベイを実施するたびに、人事や管理職がデータを収集・分析し、改善策を立案する必要があり、そのために工数や時間を要します。

特に定期的にサーベイを実施する場合は、頻度を決めておかないと、日常の業務に支障をきたす可能性も高まります。リソースが限られている企業にとっては、サーベイの導入が負担となることもあるでしょう。

結果の分析と施策立案が難しい

エンゲージメントサーベイで得られたデータを分析して、効果的な改善策を企画・実行するためには、「データを読み取るスキル」が必要です。

例えば、前回の調査からの数値変動を単に「変わった」と認識するだけでは不十分です。従業員の業務状況や背景になりえる要因を踏まえ、職場環境の改善に結びつく対策を策定することが重要です。

時間やスキルが不十分な場合、サーベイの結果がうまく活用できずに形骸化するリスクがあります。その結果、従業員に負担だけがかかり、エンゲージメントが低下する可能性があります。

従業員からの反発が生じる場合がある

エンゲージメントサーベイが、従業員にとって負担や不満の原因になることもあります。

特にサーベイが頻繁に実施される場合や、質問数が多すぎる場合は、業務に支障をきたすため、回答の協力を得ることが難しくなります。

また、実施する意図が十分に伝わっていない場合、従業員によっては「会社に監視されている」と感じて不信感を抱くリスクもあります。

仮に最初はサーベイに協力的だった従業員も、結果が職場環境の改善に結びついていないと感じるようになると「やっても意味がない」と考えるようになり、回答を得られなくなるので注意が必要です。

エンゲージメントサーベイ導入のメリット

エンゲージメントサーベイの導入にはデメリットもありますが、組織にとって得られるメリットが大きいのも事実です。ここでは、エンゲージメントサーベイの主なメリットを4つ解説します。

組織の課題を明確にする

エンゲージメントサーベイを導入することで、組織内で見逃されがちな課題を把握できます。

例えば「急速に従業員を増加したことで、組織全体の状況把握が難しくなっている」「中途採用者の離職率が高いが、具体的な原因がわからない」など、組織が抱える見えにくい課題を可視化します。

組織課題を可視化することで、経営層や人事部が優先して対応すべき課題を明確にでき、適切な改善策を講じることができるでしょう。

​従業員の悩みを早期に把握し対応できる

エンゲージメントサーベイの導入により、従業員の悩みや業務に関する問題を早期に把握できます。

例えば「リーダーに昇進した従業員が急に元気をなくした」場合は職務適性に課題がある、「穏やかな性格で1on1であまり相談をしてこない従業員」が実は人間関係に悩んでいたなどを可視化できます。

従業員の状態を把握することにより、「職務適性」に問題があれば配置転換を行う、「人間関係」に問題があれば面談で具体的な悩みをヒアリングするなど、早期に対策を打てます。

こうした早期対応により、職場環境の改善や離職防止につながります。従業員の個別の状況把握には、匿名ではなく実名で計測できるエンゲージメントサーベイの導入が効果的です。

離職率の低下が期待できる

エンゲージメントサーベイによる課題の早期発見と対策により、従業員のエンゲージメントが高まることで、離職率の低下が期待できます。

厚生労働省の調査によると、エンゲージメントの数値が高い組織ほど、離職率が低いことがわかっています。

ワークエンゲージメントと離職率の相関関係に関する調査結果

出典元『厚生労働省』労働経済の分析

エンゲージメントの向上により、従業員は職場に長く勤めたいという意欲が生まれ、さらに優秀な人材の定着や、余分な採用・研修コストの削減にもつながるなど、企業に多大なメリットをもたらします。

生産性の向上につながる

エンゲージメントサーベイで得られた結果をもとに、従業員にとって働きやすい環境を整備することで、生産性の向上も期待できます。

経済産業省の調査によると、従業員のエンゲージメント向上が生産性の向上につながることがわかっています。

※ES:エンゲージメントスコアを指します

「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果

出典元『経済産業省』持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書

従業員が仕事に価値や意義を感じられる職場環境を整備することにより、企業全体のパフォーマンスが向上し、組織の持続的な成長も期待できるでしょう​。

エンゲージメントサーベイのデメリットを軽減するためのポイント

エンゲージメントサーベイ導入のデメリットを軽減し、効果を引き出すためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

ここでは、エンゲージメントサーベイのデメリットを軽減するために実施すべきポイントを3つ解説します。

目的を明確にする

エンゲージメントサーベイを導入する目的を経営層や人事部内で共有し、明確化することが重要です。

目的が明確でないと、なんのためにエンゲージメントサーベイを導入したのかがわからず「導入しただけで終わってしまう」というケースも見受けられます。

「なぜエンゲージメントサーベイを導入するのか」「エンゲージメントを向上させるのか、離職率の低下を目指すのか」「サーベイを実施して明確にしたい項目はなにか」「人事部内で共通の理解があるか」など、目的を具体的に設定しましょう。

目的を明確にすることで、導入後の方針もブレることがなく、従業員にも実施の意図をしっかりと伝えることができます。

結果と取り組みの共有

エンゲージメントサーベイを実施して得た結果や、取り組む施策は社内で共有しましょう。

例えば「組織全体で「報酬」のスコアが10点満点中3点でした。この結果を受け、評価項目や給与制度の見直しを行います」などと、結果と具体的なアクションを明確に伝えると効果的です。

結果と改善施策を共有することで、従業員はサーベイの重要性を理解し、回答への協力意欲が増します。また、サーベイを通して従業員が「意見が反映されている」と実感することで、エンゲージメントの向上も期待できます。​

負担を軽減する質問構成でサーベイ選ぶ

質問項目がシンプルなエンゲージメントサーベイを導入することで、従業員の負担を軽減できます。

質問数が多いサーベイは詳細なデータを取得できる一方で、従業員の負担が増えたり、分析に時間がかかったりすることも少なくありません。

そのため、シンプルで焦点が絞られた質問数かつ、短時間で回答できるサーベイを導入すると良いでしょう。

従業員が気軽に回答できる設計であれば、サーベイを定期的に実施しやすくなり、データを継続的に収集できます。その結果、適切な改善施策を打つための基盤が整います。

約1分で組織や従業員の現状を可視化する『ミツカリエンゲージメント』

ミツカリエンゲージメント

弊社ミツカリでは、離職やエンゲージメントに関連する要素を可視化するエンゲージメントサーベイ『ミツカリエンゲージメント』を提供しています。

ここでは、エンゲージメントサーベイのメリットとデメリットの解消に関連する機能を3つ紹介します。

7問約1分で調査可能

『ミツカリエンゲージメント』は、7問約1分で計測できるため、従業員に負担をかける心配がありません。

ミツカリエンゲージメントの質問項目

質問も直感的に回答できるため、「操作がわかりにくい」「質問数が多すぎる」などの不満が発生する心配も少ないです。

個人や部署ごとに5つの要素を可視化

『ミツカリエンゲージメント』では、離職やエンゲージメントに関連する「従業員エンゲージメント」「報酬」「職務適性」「人間関係」「コミュニケーション」の5つの要素を数値で可視化できます。 ミツカリエンゲージメント 部署・チームごとの結果画面

従業員一人ひとりの状態はもちろん、タグ機能を活用して部署・チームごとにグルーピングして「離職が多い部署の問題はなにか」を調査することも可能です。組織全体でのスコアも管理画面上で確認できます。

分析のしやすさで従業員のアラートを早期発見

『ミツカリエンゲージメント』は、調査結果がシンプルかつわかりやすく設計されているため分析も容易です。1ヶ月に1回、2ヶ月に1回など定期的に実施することで、前回からの増減も一目でわかります。

エンゲージメントサーベイ「スコア比較」

「他の項目と比較して数値が低い項目」「前回から数値が急降下した項目」がある場合、従業員は、悩みを抱えているもしくは離職を考えている可能性が高いです。

アラートの早期発見が可能になるだけでなく、分析の工数も削減できるので対策をすぐに実行できます。

1社に1人専任の担当者がつくため、分析や施策の立案に困ったときに相談・サポートすることも可能です。無料トライアルも実施中ですので、気になる方は以下よりサービスページをご覧ください。

ミツカリエンゲージメント

エンゲージメントサーベイで課題を解決した企業の事例

実際に『ミツカリエンゲージメント』を活用して、自社の課題を解決した企業の事例を2社紹介します。

一建設株式会社

戸建分譲・マンション分譲・土地分譲/請負工事など、住宅に関する事業を展開する一建設株式会社様の事例です。「課題」「ミツカリ導入の理由」「結果」の3つにわけて紹介します。

課題

全国展開の住宅メーカーのため、社員は140ヵ所以上ある営業所に分散しては働いています。営業所ごとの個性が強いため「営業所の空気に馴染めない」「会社から求められていることが明確でない」などの理由で離職が発生していうことが課題でした。

過去に50問あるエンゲージメントサーベイを導入していましたが、社員に負担がかかり、分析にも工数がかかるため計測して終わりの状態になっていました。

ミツカリ導入の理由

  • 結果画面がわかりやすくて複雑に感じなかった
  • データ分析も人事側で完結しやすかった
  • 7問のサーベイなので社員に負荷がかかわない
  • シンプルな設計で上層部へ説明しやすかった

結果

短期間で離職する人が減り、定着する人が増えています。6.5年だった平均在職年数も、今では8.7年に伸びています。

ミツカリエンゲージメントの活用で自社らしさを改めて再確認できましたが、上司によってコミュニケーションのスコアにバラつきがある課題も発見したので、人事側で新たな企画を立てるなど、動き出すきっかけがつくれています。

>>一建設株式会社様の導入事例を読む

AGC若狭化学株式会社

医薬品中間体等、ファインケミカル製品の受託製造及び開発を行うAGC若狭化学株式会社様の事例です。「課題」「ミツカリ導入の理由」「結果」の3つにわけて紹介します。

課題

工場の増設に伴い増員をしたことで、社風の維持や感覚だけで従業員一人ひとりの状態を把握することに限界を感じていました。

ミツカリ導入の理由

  • 社内データを可視化できること
  • 受検後、結果がすぐに管理画面で確認できること
  • 従業員一人ひとりの状態を把握できること

結果

定期的に状態を把握して、エンゲージメントが下がったメンバーに対するフォローを人事からできるようになっています。また、受検後の数値が低かったり、前回よりも低下したりしたメンバーへの面談も計画的に実施できています。

>>AGC若狭化学株式会社様の導入事例を読む

まとめ

今回は、エンゲージメントサーベイのメリット、デメリットを解説しました。

エンゲージメントサーベイは一度だけ実施するのではなく、定期的に実施することで、従業員の感情の変化や具体的な施策を立案できます。

そのため、従業員に負荷がかかりにくく、人事部や経営者が余分な工数をかけずに分析できる使いやすいエンゲージメントサーベイを導入すると良いでしょう。

弊社の『ミツカリエンゲージメント』は、7問約1分で離職やエンゲージメントに影響する5つの要素を計測できます。直感的に回答できるので、従業員に負荷がかかりにくく、管理画面もシンプルな設計のため、分析にも工数や時間がかかりません。

導入後は1社に1人専任の担当者がつくため「分析でどこを見れば良いのかわからない」「結果を見て仮説を立てたが一度相談したい」「どんな対策を実行すれば良いのか社内で案が出ない」という場合でも、しっかりとサポートします。

無料トライアルも実施中ですので、気になる方はサービスサイトをぜひご覧ください。

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