事例から学ぶ!エンゲージメントサーベイ導入の効果
- 「他社のエンゲージメントサーベイ導入事例が知りたい」
- 「成功企業の事例を参考に、自社に取り入れるサーベイのイメージを掴みたい」
このようにお悩みを抱える人事担当者や経営者は多いのではないでしょうか?
最近では、さまざまなエンゲージメントサーベイが開発されているため、他社の事例を事例を参考にして導入を検討したいという企業も増えています。
当記事では、エンゲージメントサーベイを導入した企業事例3社の紹介と、成功の共通ポイントを、エンゲージメントサーベイを開発・提供している『ミツカリ』が解説します。
事例を参考にして、自社に最適なエンゲージメントサーベイを選びたい方は、ぜひご覧ください。
目次
【事例1】平均在職年数が2,2年上昇!一建設株式会社
弊社の『ミツカリエンゲージメント』を導入して、組織改善に成功した事例を紹介します。
まずは、戸建分譲・マンション分譲・土地分譲などの事業を展開する『一建設株式会社様』の事例です。実際のインタビュー内容をもとに紹介します。
社内の課題
特定の部署で若手の早期離職が高いことが課題でした。一建設様は、全国展開する住宅メーカーということもあり、社員は140ヵ所以上ある営業所に分散して働きます。
営業所ごとの個性が強いため、営業所の雰囲気に馴染めなかったり、会社から期待されていることがうまく伝わらずに、若手が離職するケースが多々ありました。
自社を選んで入社をしてくれた社員には、定着して一人前に育ってほしいという想いもあり、離職率を改善するためにエンゲージメントサーベイを活用した取り組みを開始することになりました。
『ミツカリエンゲージメント』を選んだ理由
- 管理画面の操作がシンプルで使いやすいこと
- 7問と社員に負荷がかかりにくい
- 数値が下がった項目に対しての打ち手が明確
管理画面がわかりやすいので、上層部に説明する会議でも実演をしながらプレゼンがしやすく、すぐに理解してもらえました。
また、下がった項目に対しての打ち手が明確なので「どうしたらいいの?」とならないところも良かったです。
実際の効果
短期間で離職する人が減り、平均在職年数も6.5年から8.7年に伸びています。
エンゲージメントサーベイで定量化されたことにより、社員が不満を抱えている項目が明確になりました。
また、上司によってコミュニケーションの数値にバラつきがあり、人事側で新しい対策を立てるきっかけにもなっています。
成果が出た理由をミツカリが考察
一建設株式会社様が成果を出せた理由は、エンゲージメントサーベイを活用して、営業所ごとの違いや若手社員の離職原因を数値化した点にあると考えられます。
現状を数値化することによって、働く環境の具体的な改善ポイントが明確になり、新たに上司ごとにコミュニケーションの質に違いがあるなどの課題も発見できています。
これらの結果をもとに、人事部で新たな施策を立案・実行したことで、若手社員の定着や在職年数の向上につながったと考えられます。
【事例2】職場環境改善のきっかけに!株式会社中田製作所
2社目は冷間ロール成形事業に携わり、多くの新技術を開発しているメーカーである『株式会社中田製作所様』の事例です。実際のインタビュー内容をもとに紹介します。
社内の課題
今までは、ストレスチェックや面談を通してネガティブな要素を確認していましたが、熱中や没頭などのポジティブな要素への意識は低い状態でした。
そのため、エンゲージメントを計測・確認することで、会社のポジティブ度合いを可視化して、活力のある会社を作っていきたいと思っていました。
『ミツカリエンゲージメント』を選んだ理由
- 質問数が7問と少ない
- 選択式のため変なプレッシャーがない
- 計測項目が5つとシンプルなため変化を把握しやすい
質問数が少ないため社員に負荷をかけずに計測でき、選択式でプレッシャーも少ないため、社員の考え方や本音が出やすいと感じています。
実際の効果
結果をもとに社員と深い話ができるようになっています。
最近元気がないなと思う社員の数値が低かったり、社内でストレスを抱えたりしている社員の結果をあとから見ると、予兆のようなものが数値として出ていることが分かりました。
また、数値を改善するための施策を実施しても数値が下がることがあり、原因はないかなどより深く考えるきっかけにもなっています。
成果が出た理由をミツカリが考察
株式会社中田製作所様は、ポジティブ要素の可視化という視点の転換が成果に結びついたと考えられます。
それまで行っていたストレスチェックは、ネガティブ面を確認するにとどまっていました。
しかし、エンゲージメントサーベイを導入して、仕事への活力などポジティブ面が数値化できたことにより、活気のある職場作りに注力できるようになりました。
さらに、エンゲージメントサーベイの結果を鵜呑みにせず、直接会社が行った施策の感想を社員に直接ヒアリングして、次の改善施策に活かしている点も成功の要因と考えられます。
【事例3】新入社員の状態を定量的に把握!AGC若狭化学株式会社
最後は医薬品中間体等、ファインケミカル製品の受託製造及び開発を行うメーカーのAGC若狭化学株式会社様の事例です。実際のインタビュー内容をもとに紹介します。
社内の課題
きっかけは工場の増設に伴い大幅な増員を行ったことです。増員前は社員同士の距離感が近く、他部署の状況も容易に把握できていました。
しかし、社員増員に伴い、一人ひとりの状態を把握することに難しさを感じていて、定量的に状態が分かるものが欲しいと思っていました。
『ミツカリエンゲージメント』を選んだ理由
- 受検時間が7分とスムーズ
- 受検後にすぐに管理画面上で確認できる
- 管理画面も操作しやすく使いやすい
実際の効果
定期的に社員の状態を把握して、未然に対策できるのは良いと感じています。弊社は『ミツカリエンゲージメント』と『ミツカリ適性検査』を併用しています。
そのため、エンゲージメントが下がった社員に対して、性格データをもとに適切なフォローができています。
エンゲージメントサーベイの受検結果が低かったり、前回よりも下がったりした社員の面談を計画的に実施していこうと思います。
成果が出た理由をミツカリが考察
AGC若狭化学株式会社様は、社員増員による人材管理の課題をエンゲージメントサーベイで可視化し、適性検査のデータを活用したフォローが効果につながったと考えています。
エンゲージメントサーベイで社員一人ひとりの状態をリアルタイムで把握し、適性検査で社員の特性や価値観を確認できる体制を構築しています。
この体制により、問題が深刻化する前に人事で迅速に面談を実施でき、離職防止や組織全体のパフォーマンス向上につながっていると言えます。
導入事例から学ぶ!エンゲージメントサーベイの運用ポイント
エンゲージメントサーベイを活用して、組織課題を解決した企業の事例を3社紹介しました。ここでは、成功した企業に共通するエンゲージメントサーベイ運用のポイントを3つ解説します。
回答の負担を軽減するサーベイを選ぶ
成功事例に共通するポイント1つ目は、従業員に負担をかけないエンゲージメントサーベイを導入している点です。
質問数が多いエンゲージメントサーベイは、多角的なデータ分析が可能というメリットがあります。
しかし、回答に時間を要するサーベイは、通常の業務と並行して回答する従業員には負担となりがちなため、実施回数を重ねるごとに回答率が低下する可能性もあります。
データをもとに安定した分析をできるようにするためにも、質問数を最小限に抑えたサーベイを選ぶことが重要です。
>>【関連記事】エンゲージメントサーベイの選び方を解説!失敗しない基準とは
従業員の変化を察知したら即座に行動する
企業事例では、エンゲージメントサーベイの結果を分析して終わりにせず、数値の変化を迅速に察知して行動に移している点が共通しています。
例えば、AGC若狭化学株式会社様では、サーベイで特定の項目の数値が低下した場合、1on1や面談を実施して社員へのフォローをすぐに実施しています。
このような即応性が、従業員の信頼を高めるだけでなく、離職や休職のリスクを減らず重要な要素といえるでしょう。
従業員の声を直接聞く
エンゲージメントサーベイを効果的に活用している企業は、サーベイの結果だけに頼らず、従業員の声を直接ヒアリングしています。
例えば、株式会社中田製作所様では、エンゲージメントサーベイの結果をもとに、社員に直接不満点を聞き出し、新たに施策を検討するきっかけにしています。
データ分析から仮説を立てることも重要ですが、社員との信頼関係が構築されている場合は、リアルな声を聞くことで、より具体的な施策立案が可能となります。
7問約1分で従業員の状態を把握『ミツカリエンゲージメント』
弊社ミツカリでは、7問約1分で従業員の状態を把握できるエンゲージメントサーベイ『ミツカリエンゲージメント』を提供しています。
ここでは、代表的な機能を3つ紹介します。
離職や休職につながる5つの項目を数値化
従業員に7問の質問に回答いただくことで、離職や休職の要因となる「エンゲージメント」「職務適性」「人間関係」「報酬」「コミュニケーション」の5つの項目を数値で可視化します。
定期的に実施することで、前回からの変化をグラフで視覚的に把握することも可能です。
個別の分析結果で早期アラートを見逃さない
『ミツカリエンゲージメント』は実名形式のサーベイのため、個人の結果を分析できます。他よりも数値が低い項目も一目で確認できるため、問題なさそうな従業員のアラートも早期に発見できます。
- 人間関係→チームまたは部署内での人間関係に悩みを抱えている
- 職務適性→業務量が多い、または新たに配属された仕事・役職が合わない など
仮説を立てて、1on1や面談でフォローすることが可能となります。
部署やチーム単位の詳細分析が可能
会社全体や従業員ごとの結果を分析することも可能ですが、タグ機能を活用することで部署やチーム、役職のありなしなど、グループ分けをした分析も可能です。
「特定の部署やチームのみ知職率が高い」「役職がついたメンバーの熱意が低いと感じる」などの課題把握にも活用いただけます。
他にさまざまな機能や運用・分析などのサポート体制も用意しております。無料トライアルも実施中ですので、気になる方はサービスサイトをご覧ください。
まとめ
実際の導入事例をもとに、エンゲージメントサーベイ導入の効果と成功ポイントを解説しました。
年々、働き方の選択肢が広がり、不満を抱えた従業員が転職を選ぶ可能性は高まりつつあります。
エンゲージメントサーベイを活用して、企業が従業員の状態を把握し、適切なフォローや環境を整備することは、従業員の長期的な定着に欠かせない取り組みといえるでしょう。
弊社の『ミツカリエンゲージメント』は、7問約1分で離職や休職の要因となる「エンゲージメント」「職務適性」「人間関係」「報酬」「コミュニケーション」の5つの項目を可視化できます。
分析は会社全体はもちろん、個別や部署・チームごとに詳細に把握できます。、また、導入後は1社に1人専任の担当者がつきますので、分析や施策立案に困った際も相談できる体制が整っています。
無料トライアルも実施中ですので、気になる方はぜひサービスサイトで詳細をご確認ください。
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