従業員の孤立や不調を“気づき”で防ぐ:1分パルスサーベイ『ミツカリエンゲージメント』の仕組みと効果
目次
従業員に「声をかけるタイミング」がわからない
職場で「あの時、声をかけていれば……」と後悔したことはありませんか?
管理職や人事担当者であれば、メンバーの表情が曇っていたり、発言が減ったりといった小さなサインに気づいても、「今声をかけるのが正しいのか」「どんな言葉をかければいいのか」がわからず、つい行動をためらってしまう。そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。
従業員が孤立したり、不調を抱えたりする背景には「小さな変化に早期に気づいて、声をかける」という文化や仕組みが整っていないという職場全体の課題があります。そして、この変化を見逃したまま放置すると、エンゲージメントの低下や離職、メンタル不調など、企業にとって深刻な問題へとつながってしまうリスクがあるのです。
年1回アンケートでは「従業員の変化」に気付けない
従業員のエンゲージメントサーベイや満足度調査を導入する企業は増えています。特に年に1回実施される大規模サーベイには、組織全体の傾向を把握し、中長期的な改善施策を立てるうえで大きなメリットがあります。
従業員の声を広く網羅的に集め、経年変化を分析することで、組織課題を俯瞰的に捉えることができるのです。
一方で、こうした年1回の調査だけでは、従業員の孤立や不調といった「日々の変化」を未然に防ぐのは難しいのも事実です。
- 調査から集計・分析・報告までに時間がかかり、変化への対応が遅れる
- 結果が抽象的で「誰に声をかけるべきか」がわからない
- 従業員も「また長いアンケートか…」と感じ、回答率が低下
- 報告されても「どうやって声をかけるべきか」具体的なアクションプランが見えず、行動につながらない
従来型の大規模サーベイは調査設計がしっかりしている反面、変化に気づいてから行動するまでのスピードが不足しがちです。そのため、本当に必要なタイミングで従業員に声をかけ、支援することが難しくなるという課題も抱えています。
注目される「パルスサーベイ」型のエンゲージメントサーベイ
従業員の悩みや変化に気づき、解決する方法として注目されているのがパルスサーベイ(Pulse Survey)です。
パルスサーベイは、短時間・高頻度で実施するアンケート調査のことです。例えば毎週、隔週、月1回といった頻度で、数問程度のシンプルな設問を繰り返し実施し、その結果をリアルタイムで集計・分析します。
これにより、
- 従業員の感情や関係性の変化をいち早くキャッチ
- 適切なタイミングでの声かけや支援が可能に
- 回答の負担が軽く、調査が継続しやすい
といったメリットがあります。
パルスサーベイは、従来の年1回の大規模エンゲージメント調査に比べ、変化を見逃さない・早く気づいて行動できるという点で、従業員エンゲージメント向上に効果的な新しい手法として広がっています。
「ミツカリエンゲージメント」の特徴とは?
「ミツカリエンゲージメント」は、パルスサーベイの考え方とAI分析を組み合わせた、進化型のオンライン従業員サーベイです。
具体的には次のような特徴を持っています。
約1分で従業員の隠れた5つの感情を可視化
ミツカリのエンゲージメントサーベイは、質問項目7問約1分で計測可能です。計測できる要素は「ワーク・エンゲージメント」「報酬」「人間関係」「職務適性」「コミュニケーション」の5つです。

定期的に実施することで、前回とどのくらい感情に変化があったのかを比較できます。
「誰に声をかけるべきか」「どんな言葉が響くか」を可視化
集めたデータはAIと統計を用いて分析し、
- 今、孤立や不調の兆候があるメンバーは誰か
- どんな声かけ・言葉がその人に響きやすいか
を具体的に提示します。
ミツカリではエンゲージメントサーベイと併用できる性格適性検査で、サーベイ実施後の施策もサポートもします。従業員に約10分の性格適性検査を受検いただくことで、従業員ひとりひとりの性格・価値観・コミュニケーションの取り方を可視化します。
特に活用されているのは、従業員の性格・価値観をもとに適切なコミュニケーションの取り方をアドバイスするシートです。

受検者一人ひとりのコミュニケーションの取り方をアドバイスしているので、どのように話しかければ悩みを引き出せるかを事前に考えることも可能です。また、ミツカリではエンゲージメントサーベイ実施後の施策についても、担当者がサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
専任スタッフによる定着支援
ツールを導入しただけで終わらず、専任スタッフが伴走し、
- 結果の読み解き方
- 部署ごとの打ち手
- 定期振り返りや改善提案
などをサポート。ツールが“使われ続ける”状態を実現します。
適性検査との併用で相乗効果が得られる
私たちの毎日の気分やコンディションは、「天気」に例えられます。晴れの日もあれば、曇りや雨の日もあり、ときには思いもよらない嵐が訪れることもあります。
そんな変化する天気を無視して行動してしまえば、せっかくの計画も思うように進まないことがあります。
だからこそ必要なのが「地図」です。地図は土地の形や地勢を示し、どの方向に進むべきか、どのルートを選べばよいかという長期的な戦略を立てる助けになります。
そして、この地図にあたるのが、性格や特性を測る適性検査です。生涯を通じて大きく変わりにくいものだからこそ、自分自身の強みや特性を知り、将来の方向性を定めるための確かな指針になります。
しかし、地図だけでは不十分です。たとえ完璧な地図を持っていても、その日の天気を無視してしまえば、安全で効率のよいルート選びはできません。逆に天気の情報だけでは、どこへ向かうべきかという根本的な戦略を見失ってしまいます。
だからこそ、「天気(エンゲージメントサーベイ)」と「地図(適性検査)」を組み合わせることに大きな意味があります。天気が今日の行動判断を後押しし、地図が私たちの進むべき方向性を示してくれる。
この二つをそろえることで、「今日はどのルートを歩こうか」「今は進むときか、それとも待つときか」といった最適な意思決定が可能になります。
企業においても同じです。日々変化する社員の気持ちや意欲をエンゲージメントサーベイでつかみつつ、適性検査でそれぞれの特性や強みを理解する。長期的な人材戦略と日々のマネジメント判断をつなぐことで、組織の可能性を最大限に引き出せるのです。
なぜ「ちょうどいいタイミング」「ちょうどいい言葉」が大切なのか?
従業員エンゲージメントを高めるために声をかけることはとても重要ですが、そのタイミングや言葉の選び方を間違えると、逆効果になるリスクもあります。
- タイミングが遅れると「今さら…?」と受け取られてしまう
- 言葉の選び方を誤ると、「なぜ自分だけ?」と反発や不信感を招くことがある
特に心理的安全性が低い職場では、「なぜ私だけ指摘されるのか?」という警戒心や、「どうせ何も変わらない」というあきらめにつながりやすくなります。
こうした課題に対して、ミツカリエンゲージメントはデータ分析に基づき、
- 「今が声をかけるべき最適なタイミング」
- 「どんな話し方・伝え方が相手に響きやすいか」
を具体的に提案。上司や人事担当者が自然に・効果的に声をかけやすくなる仕組みを提供しています。
適切なタイミングと言葉での声かけは、従業員の孤立を防ぎ、エンゲージメントを高める上で欠かせない要素なのです。
ミツカリエンゲージメントの導入企業事例
ミツカリエンゲージメントの導入企業では、
- 「サーベイを実施することで、離職予備軍の半分を察知できるようになった」
- 「平均在職期間が2.2年伸びた」
- 「メンバーの状態が可視化され、管理職全員の意識改善につながった」
- 「職場環境が改善され、メンバーと深い話ができるようになった」
といった効果が報告されています。
特に、「誰に」「どのタイミングで」「どんな言葉をかけるか」という具体的なアクションプランを提示できる点は、大きな差別化ポイントとなっています。
他企業様の導入事例は以下の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
>>【関連記事】事例から学ぶ!エンゲージメントサーベイ導入の効果
心理的安全性とエンゲージメントを仕組みで支える
職場の心理的安全性を高めることは、生産性向上・離職防止・創造性向上といった多くの面で、企業の成長に直結します。
しかし実際には、
- 「上司の勘や経験」だけに頼った声かけ
- 一時的な研修やスローガン
といった取り組みでは、どうしても持続性や再現性に限界があります。
そこで注目されているのが、従業員のエンゲージメントをデータで支える仕組みです。
ミツカリエンゲージメントは、日々のパルスサーベイによって従業員の小さな変化を可視化し、「今、誰に声をかけるべきか」「どのような言葉が響きやすいか」を具体的に提案。
データに基づいた“気づき”を生み、行動を後押しすることで、静かに、しかし確実に組織の心理的安全性とエンゲージメントを高めることができるサービスです。
「声をかけられる職場」への第一歩を
「誰かに声をかける」という行為は、一見小さなことのように思えても、職場全体のエンゲージメント向上に大きな影響を与えます。
- 従業員が安心して本音を話せる
- 不調や孤立の兆候を早期に察知できる
- 組織全体に“気づき”の文化が根づく
そして何より、「あの時、声をかけていれば…」という後悔を減らすことができます。
ミツカリエンゲージメントは、1分のパルスサーベイで従業員の変化を可視化し、声かけのタイミングと言葉を示す仕組み。 組織の安心と成長を、無理なく、確実に支えます。従業員エンゲージメントを高める「声かけのデータ」を整えることで、組織の安心と成長を無理なく、そして確実に支えます。


ミツカリ
会社や組織のミスマッチを予測し、早期離職を未然に防ぐ
5,000社が導入し、326,000人が受検した適性検査。応募者の人物像、社風との相性がひと目で分かり、多くの企業で離職率が改善されています。採用面接だけでなく、内定者フォローや採用要件定義など、様々な人事業務でミツカリが活用されています。
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