離職率を改善!性格を理解する共通言語にしてコミュニケーションを円滑に
株式会社JPホールディングス
ミツカリを導入する前の課題
人材定着をミッションに私が入社した2019年当時は、業界内で保育士の数が不足しており大量採用しなければならならい状況でした。当社グループに合った保育士を採用したいと思っていたものの、すぐに離職してしまうことも多く、まずは離職者を減らすことが経営上の重要課題であると経営陣から言われていました。費用をかけて採用しても、離職者が多ければ保育士数は増えていかない。我々のお客様であるこどもたちや保護者の方たちにとっても職員が短いスパンで変わるような状態は好ましくなく、とにかく職員が定着しやすい組織を作ることが大切でした。
保育園で働く職員は、配属されれば1つの園内におけるコミュニケーションが日々の大半を占めるようになります。特に園長との人間関係は、保育士にとって職場定着の鍵となる重要な事項だということがわかりました。「保育士」と一言でいっても性格が異なるため、上司である園長には、それぞれの保育士に合わせてコミュニケーションスタイルを変えることが求められます。そこで、自分や相手の理解に使え、かつ接し方のヒントになる性格データが簡単に取得でき、全職員が共通して使えるようなツールがないか探し始めました。
ミツカリを選んだ理由
課題を解決するために性格検査を検討した際に、多くの検査を受検し調査する中で、コミュニケーション理論の1つであるソーシャルタイプがすぐにわかり、組織対組織や組織対個人、特に園長と求人応募者の相性が比較できる点でミツカリに魅力を感じました。トライアルでは、ミツカリで得られた相性の度合いと主観的に感じていた相性の度合いで近い結果が出ることもあり、信ぴょう性の高い判定が出ると感じました。仮に、園長と保育士の間で相性があまりよくないとデータで可視化されたとしても、そのデータを踏まえて相手にどのように仕事を依頼するか、何に注意してコミュニケーションを取れば良いかがわかり、少しずつ組織を良い方向へ変えていけるきっかけになると考え導入を決めました。
ミツカリ導入後の効果や期待すること
ミツカリ導入後は、離職率が3年連続で改善しています。定着率の向上により採用コストや教育コストを下げられるので、人事施策の費用対効果も計算できるようになっています。
また各園内では、ソーシャルタイプが共通言語になってきており、それぞれのタイプに対して適した接し方を多くの園長が理解してきています。配属会議などでもソーシャルタイプ を生かしてなるべく力を発揮できる場所に職員を配属しようという動きがでています。また、どうしても主観的になりがちだった個々人の性格も、社内で共通認識が持てるので、保育士同士、求人応募者同士の相対比較がしやすく、相互理解が深まったと感じています。
今回、コミュニケーションシート機能が追加され、新しい仲間に対して具体的にどのようにコミュニケーションを取れば良いか、より理解しやすくなったと感じます。まずは本部の職員から活用し現場にも広げていきたいと考えています。
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